ほらほら、ライドシェアに関する議論も、政府のDX化支援も、外国人労働者受け入れの流れも、既に当コラムでお伝えしたとおり、盛り上がってまいりましたね。

私事ですが、11月22日と11月24日は「夏休み」を頂戴し、40年来の友人に会う為に、四国は松山に出掛けます。
2泊3日予定で、マイレージ特典旅行で飛行機を予約し、ビジネスホテルも予約し、道後温泉の営業時間をチェックし、行きたい食べたい飲食店をネット検索し・・・
と、ここで、気になるニュースが目に飛び込んできました。

松山市内で路面電車等を運行している伊予鉄道と伊予鉄バスは、11月から運航ダイヤを改正し、観光客に人気の「坊っちゃん列車」を当面運休するほか、電車、バスともに減便する、との事。
理由は「運転士不足」。

う～ん、日本を代表する観光地のひとつでも、経済活性化を期待する裏で、受け入れ態勢面には「人手不足」が深刻化しているという「矛盾」感。
訪日外客数はコロナ前の水準を上回ってきて、インバウンド再開による経済的恩恵が期待されるというのに・・です。

東洋経済オンラインには、「路線バスの廃止や減便が、都市部でも進んでいる」との記事も掲載されています。

岸田首相は臨時国会の所信表明演説で、地域交通の担い手不足や、移動の足の不足といった、深刻な社会問題に対応しつつ、『ライドシェア』の課題に取り組む旨を明らかにしました。
「白タク解禁」に関する議論が一気に高まってきています。

私が白タク解禁に「概念的には賛成」なのは、私が既に、白タクを交通手段の「選択肢」のひとつとして「利用」した経験があるからです。
公共交通機関網が充分に行き届いていない地方では、「相乗り」という概念を軸に、公共交通機関の「補完」的な運用方法を模索すれば良いでしょうし、タクシーが不足している地域や時間には、なんらかの「規制や条件限定」を施したうえで、「選択肢」のひとつとして「白タク」を解禁すれば宜しいように思います。

タクシーは「安全」である一方、白タクは事故の際の補償問題等が担保されていない、という論調が目立ちますが、「安全」より「利便性」を優先したいという人達にとっては、「選択の自由度」が上がるわけですから、「リスクは自己責任の範疇」と見なしても良いのではないでしょうか。

一時、大阪のタクシー会社は、5000円超部分のタクシー料金を半額とする施策を行っていたと聞いた事がありますが、東京圏のタクシー会社は、深夜割増が無い、というタクシー会社が幾つかあるものの、「乗れば乗るほど割高」というイメージを払しょくできません。

5年ほど前に、東京都の東端にあたる街の飲食店に、月に2度のペースでお邪魔していた私の悩みは、東京都の西側に当たる地域の自宅に帰る際の交通手段。
飲食代は1万円ほどなのに、公共交通機関（JRと私鉄）で帰るタイミングをうっかり逃してしまうと、深夜割増のタクシー料金はおよそ14000円！(>_<)

その飲食店から、「私の知り合いがタクシーの半額で送ってくれるよ」と紹介されたのが、いわゆる「白タク」だったわけですが、聞けば、この「白タク」の運転手さん（韓国人）、昼間は建設会社の事務員さん。

あくまでも、飲食店の客だけを、飲食店から連絡があった時にだけ、送ってゆくので「無許可タクシー業」では無いという「建てつけ」らしく、あくまでも、飲食店のサービスの一環として、料金も飲食店に払うというシステムでした。
「送り付きで今日は2万円です」みたいな感じです。
「お得」だとは思いませんが、「ボッタクリ」とも感じず、むしろ、まぁ、「妥当」だわな、くらいにしか考えていませんでした。

ライドシェアに関する「関連法整備」の前に、広くパブリックコメントを募集して、国民心情に近い「枠組づくり」こそを優先していただきたいと思います。
マンパワーについても外国人労働者の力を借りるような制度を、そろそろ真剣に模索しても良いのではないでしょうか。



執筆：木村泰章


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　個人的に注目している銘柄
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◆JESCOHD(1434)
◆ヒューマンHD(2415)
◆リネットジャパンG(3556)
◆ウィルG(6089)
◆ビズメイツ(9345)
人手不足はサービス業に留まりません。
製造業においても技術者不足の問題は深刻化しています。
外国人労働者の受け入れプラットフォームや人材派遣を手掛けている企業は注目しておきたいですね。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章のギャラクシーダイヤモンド銘柄≫
まだまだ【逆襲】局面はこれからです。
なぜ、この銘柄に強気なのか、もうおわかりですね。

◆≪木村泰章のSSS級銘柄≫
大幅高！
下落局面の底入れから【逆襲】局面へ！