今すぐ投資に活かせる「戦争論」
先客万来!よくぞ参った!其方の来訪、心から嬉しく思うぞ。
拙者は夏が好きではない。暑いのが苦手である。
暑いのは風呂だけで十分
熱いものは相場だけで十分
厚いものは饅頭の皮だけで充分
であるな。
寒いものは着込めば何とかなるが暑いのは何ともならぬ。
脱ぐのには限界があ……
「今 想像した者は其処になおれ。手打ちに致す」
<ドドン>
拙者は毎年、春一番が吹く頃には既に辟易してくる。
そんな時節に不可欠な文明の利器は
そう、空調機器である。
え?「まだ四月だよ!」であるとな
愚かなり!
<ドドドン>
プロイセン王国※1 の著名な軍事学者クラウゼヴィッツは[戦争論]の中で
「奇襲は多かれ少なかれあらゆる行動の根底にある。というのも、これがなければ本来決定的な地点における戦力の相対的な優越を獲得することが不可能だからである」
と述べている。
つまり優位性を獲得するには先手を打つことが基本中の基本であるという事。
このクラウゼヴィッツは軍事戦略の分野において
「東洋の孫子、西洋のクラウゼヴィッツ」
とよく比較され、孫子と双璧を為す存在であるな。覚えておくがよい。
孫子とは真逆の論理を持つところが面白いのでな。
戦争でも投資でも先を読み、先手を打つ事が肝要であるのは間違いない。
具体的に言うと、凡(おおよ)そ奇襲と言うものは言わば機先を制するという事にほかならぬ。
暑くなってから空調設備を整備しようとしたり、空調機器をつけようとして修理などを依頼しても、同じような輩の予約で一杯であろう。特に
「暑さ限界で空調をつけてみたら全然涼しくならない!」
からの
「現在、修理の手がずっと予約でいっぱいで……」
などは目も当てられぬ。
熱中症は命に係わる故、其方らも早めの確認を肝に銘じよ。
花粉が毎年「今年の花粉は過去最高レベルでしょう」と報じられるように
日本気象協会は「2024年の夏は梅雨が長く、梅雨明け後は猛暑の予想」としておる。
今年もきっと各所で「○○最高の暑さ!」と世に報じられる事を想定して、空調機器や修繕を請け負う企業を中心にご紹介致そうぞ。
三機工業(1961)
東証P 設備工事大手、三井系。
シンメンテホールディングス(6086)
東証G 店舗メンテ専業。
協立エアテック(5997)
東証S 空調機器専業で中堅。ダンパーのシェアは3割で首位。
新日本空調(1952)
東証P 三井系の空調設備工事会社。
日本空調サービス(4658)
東証P 空調設備等のメンテナンスが主軸。リニューアル工事も。
などが拙者の注目しておる『空調関連銘柄』であるな。
ただ人間が暑いというだけでなく、大型の施設や倉庫、特に温度を一定に保つ必要があるものが関わる分野では更に空調設備需要や投資が伸びると推測致しておる。
それが機械なのか、食品なのか、将又(はたまた)拙者も大好きな冷菓なのかを想像してみると面白いであろう。
其方らも気になったものがあれば、暑さを増す初夏より前に注目するのも一考であろう。
~ 言の駿馬で次回も駆けて参ろうぞ ~
※1 18世紀から20世紀初頭にかけて栄えたホーエンツォレルン家の君主が統治したヨーロッパの王国。ドイツ帝国の母体の1つ。
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アスナの偵察中銘柄
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三機工業(1961)
シンメンテホールディングス(6086)
協立エアテック(5997)
新日本空調(1952)
日本空調サービス(4658)
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