ロイター短観4月調査:景況感の改善傾向に陰り無しとの印象
非製造業DIも+25(2月は+32で前月差-7)と低下しました。
ただ、いずれも「低下傾向」を示唆するものでは無く、3月調査分が強めであった事の反動の範疇との印象です。
製造業では、素材型製造業や食品製造業のDIが低下した一方で、金属・機械や電機といった加工型製造業のDIが上昇し、
全体としては小幅な低下にとどまりました。
円安がコスト増につながる内需・素材型製造業と、円換算収益の拡大につながる外需・加工型製造業の間で明暗が分かれた形です。
・素材型(3月+8⇒4月+5)
化学製品(+9⇒±0)、石油・窯業(+20⇒+17)と、前月の上昇の反動で下落。
・加工型(3月+10→4月+12)
金属・機械(+5⇒+8)、電機(-10⇒-5)、輸送用機器(+15⇒+15)
非製造業では、建設・不動産や運輸・ユーティリティ、卸売でDIが低下しましたが、これは、残業上限規制の影響が、建設や運輸で意識されたものと推察します。
3カ月先(24年7月)の景況感を予想する先行きDIは、製造業で+10(足元+9、今月差+1)、非製造業でも+27(足元+25、今月差+2)とと上昇が見込まれています。
製造業では、化学製品や輸送機械用機器のDI上昇が見込まれ、非製造業では、今回の現状判断DIが低下していた建設・不動産や運輸・ユーティリティ、卸売で反発が予想されています。
ほぼ想定どおりの「方向性」です。
日米の金利動向や為替動向ばかりに目が向いていた株式市場は、製造業の景況感の改善を背景に、そろり、業績相場への移行が意識されやすい局面へと進むものと見ます。
4月~5月の決算発表シーズンを経て、化学製品や自動車等が引き続き、機関投資家勢の物色対象として意識されうる展開を予想します。
「業績相場」は相場サイクルの中では「最強相場」と目されます。
決算発表シーズン通過後には、「今年こそ」早目のサマーラリーが期待されるかもしれません。
「最強相場」の主役は、貴方様です!
執筆:木村泰章
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個人的に注目している銘柄
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◆三ツ知(3439)
◆東洋ドライルーブ(4976)
◆ヤマザキ(6147)
◆オリエンタルチエン工業(6380)
◆エイケン工業(7265)
自動車部品関連、時価総額50億円以下のマイクロスモール、業績も株価の方向性も上向き、というスクリーニングです。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆ポラリス(3010)
当然の大幅高!
外国人訪日客数は順調に増加中です。
昨年10月20日のご紹介時からの高値騰落率83.11%。
◆エコモット(3987)
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◆シキノHT(6614)
上値抵抗となっていた、25日・75日の各移動平均線を上抜いてきました。
4月15日のご紹介時から2日で高値騰落率11.74%。
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単発スポット銘柄の見解
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