先客万来！よくぞ参った！其方の来訪、心から嬉しく思うぞ。

実は宮本武蔵は投資の達人であった。

此れは拙者と其方だけの秘密であるぞ。口外致すでないぞ。

……其方は今こう思ったであろう。

「戦国時代に投資なんてあるわけないだろ！いい加減にしろ！」と。

ふふふ、早計であるな。
＜ﾃﾝﾃﾝ＞

だが武蔵がなぜ日本のバフェットなのか、そして
「もしも」投資の達人であったならその奥義を知りたいとは思わぬかな？
＜ﾁﾗｯ＞

うむ、拙者は正直者が好きである。

では何故に武蔵が投資の達人であるのか。

それは武蔵が著した兵法書である「五輪の書」に答えがある。

ではここで五輪の書、水之巻から引用。武蔵曰く

・ものの見方は現実を見る目と、物事の裏側を見る目を持て
・特定の形に捉われず水の様な心を持て
・戦いには拍子があり、その拍子を読め

と述べておる。

では『もしも武蔵が実際に投資を行ったら』を想像してみよ。

・現実や経済の報道をジックリ観察し、その裏側を読み解き選択する
・1つの投資法などに固執せず、不測の事態にも臨機応変に立ち回れる
・株価の上下の法則を知り、それに応じた取り組みが出来る

どうであろう？中々に達人に見えてきたのではないか。

五輪の書もまた、投資に活かせる兵法と言うわけである。

更に、五輪の書を読み解くと、武蔵の立ち回りの基本は何といっても「絶対負けない」事にあったのが推測できる。

それは終わりかけていた戦国の世において、己の腕一つで立身出世を望んだ武蔵なりの処世術でもあったわけであるが

バフェットの投資の師である投資家ベンジャミン・グレアムの投資哲学に

「企業の有形資産価値を大幅に上回る価格の株には手をださない」

というものがある。これは無敗を徹底した武蔵の姿と重なるものがある。

そしてこの姿こそ、ご覧の『資産形成を目指す其方ら』に重なると拙者は考えておるぞ。

仕事や家事や学業、それらと投資家、その二刀流でいつも頑張っておるであろう。

此れは武蔵の五輪の書の中の一文に過ぎぬ。

［投資家　宮本武蔵］の秘めた実力はこんなものではなかろうな。

もしもの話は脳の活性化にも通ずる、下らぬ妄想と思わずに思考の準備運動と心得よ。

さて、ここまで御清聴いただいた其方らに今回も感謝の意を表し褒美を遣わそうぞ。

今回は武蔵に纏(まつ)わる銘柄をご紹介である。


九州フィナンシャルグループ（7180）
九州の地銀大手。肥後銀と鹿児島銀が経営統合で誕生。財務の健全性が高い。

九州電力（9508）
九州財界の雄であり、産業向け比率が高い。

ヤマックス（5285）
九州の大手コンクリート2次製品企業。

武蔵精密工業（7220）
車用の部品が主軸。ホンダが取り引きの5割を占める主要相手。

神戸電鉄（9046）
阪急系の神戸、有馬、三田を結ぶ路線が主力の鉄道会社。

武蔵最期の地は熊本。九州関連。TSMCの誘致で沸く地でもある。
その他、名前関連、出自関係(神戸がある兵庫県は武蔵出自の播磨の付近)なども含めて紹介致した。


其方らも武蔵の天下無双の剣豪のように資産運用の富豪になるべく、五輪の書を取り込むのも一考であろう。

～　言の駿馬で次回も駆けて参ろうぞ　～

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　アスナの偵察中銘柄
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九州フィナンシャルグループ（7180）
九州電力（9508）
ヤマックス（5285）
武蔵精密工業（7220）
神戸電鉄（9046）