まずは、本日の話題の中心である日銀金融政策決定会合に関する報道をピックアップしてみます。
ニュースソースは主にBloombergです。

『日本銀行は26日に開く金融政策決定会合2日目の議論で、国債買い入れ縮小の方法を検討すると、時事通信が報じた。』
『長期国債の買い入れ額については、3月会合の声明文に付けた足元の月額6兆円程度という脚注を削除するか注目される。
東海東京証の佐野氏は「バランスシート縮小の議論を行ったとした上で、6兆円の脚注を削除し、5月からのオペ減額を示唆するのではないか」との見方を示した。』
『イエレン米財務長官が円相場で発言、為替介入は「まれ」であるべきだとの見解を示した。』
『日銀、市場予想上回る年内3回の追加利上げも－ピムコ』

あすなろは、日銀決定会合について、
【4月会合では結局、国債買入れ減額に関する「口先介入」以外に大きな政策変更は行われない】と想定します。

個人的に注目しているのは、日銀会合よりも、通信プラットフォーマーに関する下記のニュース。

『ティックトック親会社、法廷闘争失敗なら米事業閉鎖選ぶ方針：ロイター』
ティックトックは米国事業を売却するよりも閉鎖したい考えと伝えています。

Facebookを運営するメタに対し、著名人の画像等を不正使用して投資などを呼びかける詐欺広告が放置されている問題について、東洋経済は『通信品位法の第230条にある【双方向コンピューター通信サービスのプロバイダーは、中傷的または違法なメッセージに対して責任を負わない】という規程』を紹介。
刑事告発しても、事前協議の段階で具体的な審議には進むことができず、米国での裁判を断念した前例を引き合いに出し、法的規制の難しさを指摘しています。

米国の主要企業の決算発表を受けた、時間外取引の株価動向が、日本の市場に与える影響は「ニュートラル」と見ます。

『マイクロソフトが25日発表した1-3月（3Q）決算で売上高と利益が市場予想以上に伸びた。
クラウドと人工知能AI向け商品に対する法人需要に支えられた。』
『グーグルの親会社米アルファベットが25日に発表した1-3月（1Q）決算では、売上高がアナリスト予想を上回った。
クラウド・コンピューティング部門の成長が寄与した。
同社はまた、初めての配当を発表し１株当たり20セントを支払うとした。
自社株買いを700億ドル追加することも明らかにし、株価は時間外取引で一時16％上昇した。』
『インテルが示した4-6月（2Q）の売上高と一部項目を除外した1株利益はいずれも市場予想を下回った。
株価は時間外取引で下落し昨年8月以来の安値を付けた。』

全体相場は荒れ模様ながら、個別企業のファンダメンタル面に対する影響は限定的と見ます。
強気、前向きのスタンスを継続してまいりましょう。



執筆：木村泰章

━━━━━━━━━━━━━━
　個人的に注目している銘柄
━━━━━━━━━━━━━━
◆北陸電工（1930）
◆四電工（1939）
◆東京エネシス（1945）※3/29再掲
データセンターだけではなく、製造業の生産活動全般が復調すれば、やはり電力設備工事需要も増えましょう。

━━━━━━━━━━━━━━
　私のコラムで紹介した銘柄
━━━━━━━━━━━━━━　
◆大和冷機工業（6459）
　小じっかり。
　4月16日のご紹介時からの高値騰落率6.55％。

◆日本ケミコン（6997）
　下値切り上がり継続中です。
　4月22日のご紹介時からの高値騰落率6.49％。
　
◆富士電機（6504）
上昇トレンドに崩れ無し。
　4月17日のご紹介時からの高値騰落率6.12％。

━━━━━━━━━━━━━
　単発スポット銘柄の見解
━━━━━━━━━━━━━

◆≪あすなろニューダイヤモンド銘柄≫
　荒れ相場の中でもサスガの安定感。
　隠れデータセンター関連ですから。

◆≪【創業祭2024】大石＆石井のダイヤモンドメソッド銘柄≫
　こちらも安定感アリ。
　全体感と比較しても同社株の底堅さは注目に値するものと見ます。

◆≪木村泰章のプラチナメソッド銘柄【逆襲】≫
　着々と●●●●円台の値固めが進行中と見ています。
　来週にも昨年来の高値を更新か？！