ソニー/SCREENの株価下落は本当に個別要因によるものなのか?
終値ベースでプラスだったのは5月1日だけで、5月2日~9日は4日連続安で計1200円を超す下落。
本日前場も145円安で終え、5日連続安となる可能性が出てきました。
本日は過去1年間の安値を更新してしまいました。
直接の要因と考えられうるのは、メディア大手のパラマウント・グローバルに対する買収案提示で、財務負担増が懸念される、というもの。
ソニーは5月14日に前期本決算発表を控えていますが、前期3Q決算発表時に「PS5」の販売台数予想を引き下げたものの、前通期業績見通しは上方修正されており、14日の決算発表を過度に不安視するような状況では無いものと見ます。
昨日前期本決算を発表したSCREEN(7735)の大幅下落も気になります。
前期の営業利益は942億円と、市場予想を20億円程度上振れして着地し、今期の同利益予想も1000億円で同6.2%増の見通しと、コンセンサスを小幅に下回ったものの、10%安となるほどのインパクトは無かったような印象です。
この2銘柄の株価下落は、各々の「個別要因」によるものなのでしょうか?
それとも、全体相場の目先の方向性を示唆するような「兆し」なのでしょうか?
正直なところ、個人的には、なんら合理的な見解をご紹介できませんし、その答えが明らかになるのは、結局のところ来週以降となってしまう事でしょう。
今のところ全体相場の方向性を左右するようなマクロ環境面に重大な懸念事項は無いものと見ており、あるとすれば、決算発表シーズンのピークを迎え、今期の会社計画が事前の「楽観的」想定よりも「やや慎重」なトーンとなる可能性が出てきた、という程度かと存じます。
市場が決算発表に身構える一方で、見過ごされがちとの印象を受ける事象としては、個人的には1点のみ、「MSCIの採用銘柄入れ替え」を挙げておきたいと思います。
ただし、この事象も、全体相場の方向性に大きな影響を与える可能性は低い、と考えております。
世界的なベンチマークであるMSCI指数の定期銘柄見直しは、5月15日の早朝に発表される予定です。
日本株に関する事前予想では、新規採用が1~3銘柄程度、除外銘柄は10銘柄程度との予想が多い模様です。
新規採用候補の筆頭は荏原製作所(6361)、除外の筆頭候補はシャープ(6753)と目されます。
う~む、こちらも特にサプライズは無いように思いますが。。。
決算発表シーズンという影響もあり、なかなか方向感の定まらない主力級大型株群よりも、既に先行きの業績見通しが良好と見られている中小型成長株の個別銘柄こそを、サマーラリーを期待して仕込んでおく、というスタンスこそが「無難」で「妥当」と考えます。
執筆:木村泰章
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆アイビス(9343)
本日は一時昨年来の高値を更新!
1月29日のご紹介時からの高値騰落率132.82%。
◆東京計器(7721)
こちらも本日一時昨年来の高値を更新!
昨年11月17日のご紹介時からの高値騰落率67.92%。
◆横河電機(6841)
続伸で一時4000円台に進みました。
おめでとうございます!
1月13日のご紹介時から僅か数日で高値騰落率39.35%。
◆中部飼料(2053)
株価急伸後も崩れません。
5月2日のご紹介時から僅か数日で高値騰落率38.55%。
◆ツガミ(6101)
いよいよ本格的な株価切り返し局面入りするものと見ます。
3月6日のご紹介時からの高値騰落率21.84%。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪社長大石のダイヤモンドメソッド銘柄-Grande-≫
大幅高で第2利確ポイントクリア!
おめでとうございます!
◆≪あすなろNEWダイヤモンド銘柄≫
続伸!
データセンター関連ですから!
◆≪木村泰章のレッドダイヤモンド銘柄-PREMIUM-≫
出来高急増!
株価も一時●●●円台を奪還。
怪しい。。。
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