決算発表シーズン通過直後の株価推移は過剰反応である可能性もアリ
というような会員様各位からのお問い合わせやご相談が、例年5月の半ば頃には増加する傾向が見られます。
3月決算企業を中心に前期の本決算発表が集中する5月上旬の株価推移は、荒い値動きが多くなりがちです。
下値模索が続く銘柄が赤字転落という決算を発表したのに、実際は悪材料出尽くし感からストップ高などというケースも、ままありましょうし、非常にポジティブなイメージの決算発表だったのに、実際は大幅安というケースも同様に少なくありません。
決算発表は、その内容そのものに対する市場関係者「個人」の「ビュー(見解)」よりも、その決算発表内容を、市場がどう受け止め、「評価」し、株価推移を伴って「消化」するか、を観察する事こそ重要となります。
基本的には、荒い値動きに惑わされず、少なくとも1週間程度は株価推移を様子見するというスタンスがセオリーだと申し上げても宜しいでしょう。
荒い値動きは「一過性」である事も多く、「過剰反応」である可能性も否定できません。
さらに、「一過性」の値動きは、目先や将来の「方向感」を示唆するものではなく、今後の「方向感」とは逆の動きとなる事も珍しくありません。
決算発表直後の数日間のうちだけでは、株価の居所も方向感も定まったとは言い難く、ゆえに、その間に慌てて取った投資行動は、狙いどおりの成果を産まないケースが増える懸念を払しょくできないわけです。
従いまして、『決算発表通過後の株価の居所及び方向感を見極めるべく、しばらくの間株価推移を様子見してから』売り買い等の投資判断・投資行動を取る事がセオリーであり、「妥当」で「無難」とご認識いただければ幸いです。
今回の決算発表シーズンを経た市場の評価が、実際に株価の推移に現れ定まるのは、来週以降となるという認識をお持ちいただきたいと存じます。
来たるべき「業績相場」と「サマーラリー」に備えて、決算発表名の内容や先行きの見通しを参考に、「相対比較」や「全体相場との兼ね合い」をも考慮して、今まで「広く薄く」保有してきた銘柄群を、今後の株価上昇が「速く大きく」出そうな銘柄へと「寄せる」ような、ポートフォリオの調整を行うのは、来週以降が妥当と見ます。
お取り組み銘柄数が20社以上ある、という会員様は、どうぞ1か月だけでもダイヤモンドVIP会員契約をご検討ください。
ポートフォリオ全体のリバランスをを含めた、ポジション調整をキッチリお手伝いさせていただきます。
執筆:木村泰章
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個人的に注目している銘柄
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◆高周波熱錬(5976)
◆ソディック(6143)
◆ツバキ・ナカシマ(6464)
◆白銅(7637)
工作機械の雄、ツガミ(6101)の今期の会社計画は業績V字回復を見込みです。
他の工作機械関連銘柄も事業環境の改善が期待されましょう。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆ヒューマン(2415)
決算発表を受けて株価急伸!
昨年11月16日のご紹介時からの高値騰落率44.96%。
◆西部電機(6144)
決算発表を受け一時高値を更新!
こちらも工作機械関連です。
3月6日のご紹介時からの高値騰落率32.16%。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪ザ・あすなろプラチナム権利銘柄≫
決算発表を受け大幅高!
おめでとうございます♪
◆≪社長大石のダイヤモンドメソッド銘柄-Grande-≫
本日も大幅高で株価切り返し!
上昇トレンドに崩れ無し。
◆≪薫のぶち上げ即日公開銘柄≫
25日移動平均線の上抜きに挑みます。 業績推移も堅調を確認できました。
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