日経平均レンジ想定:39,500~40,000円
アナリストコメント
朝方発表の5月米個人消費支出・PCEデフレータがほぼ市場予想通りだったことを好感して、買い先行で始まったものの、ナイキの決算見通しが嫌気売りを誘い、ダウを押し下げる展開となった。また、この日は月末最終売買日と四半期末が重なったことから、機関投資家のリバランスの売りに上値は重く、ナスダック、S&P500指数とも利益確定売りに押され、米主要3指数は揃って下落した。
今週末の米・雇用統計をはじめ雇用指標の発表が相次ぐ中、日本国内では本日の朝方に発表される日銀短観が注目される。先行きの見通しに明るい兆しが見られると、週初ながら買い優勢になると思われ、40000円乗せが期待される。また大台の回復後は主力の大型株に高止まりが見られると、資金は中小型株へ循環されると思われることから、相場全体の底上げが期待出来ますので、上手くこの循環物色の流れに乗っていきましょう。
主 要 指 数
■国内指数
日経平均株価 :39,583.08(+241.54)
TOPIX : 2,809.63(+ 15.93)
グロース250指数 : 661.24(- 7.06)
■海外指数
NYダ ウ :39,118.86(- 45.20)
ナスダック :17,732.60(-126.08)
S&P 500 : 5,460.48(- 22.39)
今 週 の 重 要 指 標
7月1日(月)
日 4-6月日銀短観
※景況感の改善が見られると、朝方から日本株市場は好材料
米 6月ISM製造業景況指数
市場予想:49.0
※市場予想を下回れば、景気鈍化懸念
7月2日(火)
米 5月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
※市場予想を下回ると、景気減速懸念も金利低下
米 パウエルFRB議長 発言
※利下げ時期についての発言に注目
7月3日(水)
米 6月ADP雇用統計
市場予想:15.8万人
※市場予想を下回ると、景気減速懸念も金利低下
米 6月ISM非製造業景況指数
市場予想:52.0
※市場予想を下回れば、景気鈍化懸念
米 FOMC議事要旨
7月4日(木)
米 休場(独立記念日)
7月5日(金)
米 6月雇用統計
市場予想:18.5万人
※市場予想を下回ると、景気減速懸念も金利低下
米 平均時給(前月比)
市場予想:+0.3%
※市場予想を上回ると、インフレ高懸念
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