アナリストコメント

週末の仏下院選挙での第1回投票で、極右・国民連合が優勢となったものの、想定内での勝利だったことから、仏株式市場を初め欧州市場は軒並み上昇、米国市場にも安心感が広がり、米主要3指数は米主要揃って反発、ナスダック市場は6/18以来の最高値更新となった。

朝方の日銀短観での大企業製造業の業況感判断指数の改善が伝わると、週明けの株式市場は買い先行で始まったものの、日経平均株価は4万円にわずかに届かなかったことで、急速に伸び悩んだ。一方、日銀による利上げ観測が意識され、銀行や保険株が買われたことで、TOPIXはバブル崩壊後34年半ぶりに高値を付けた。週末の米・雇用統計を控えて、依然大型株は上値が重いものの、その資金は循環物色に回っていますので、日経平均株価だけではなくTOPIXや東証グロース指数など他の指数にも注目していきましょう。

主　 要　 指　 数

■国内指数

日経平均株価　　：39,631.06（+47.98）
TOPIX　 　　 　 ： 2,824.28（+14.65)
グロース250指数 ： 　649.20（-12.04）

■海外指数

ＮＹダ　ウ　　　：39,169.52（+ 50.66）
ナスダック　　　：17,879.30（+146.70)
Ｓ＆Ｐ 500　　　： 5,475.09（+ 14.61)

今 週 の 重 要 指 標

7月2日（火）
米　5月雇用動態調査（JOLTS）求人件数
※市場予想を下回ると、景気減速懸念も金利低下
米　パウエルFRB議長　発言
※利下げ時期についての発言に注目
7月3日（水）
米　6月ADP雇用統計
市場予想：15.8万人
※市場予想を下回ると、景気減速懸念も金利低下
米　6月ISM非製造業景況指数
市場予想：52.0
※市場予想を下回れば、景気鈍化懸念
米　FOMC議事要旨
7月4日（木）
米　休場（独立記念日）
7月5日（金）
米　6月雇用統計
市場予想：18.5万人
※市場予想を下回ると、景気減速懸念も金利低下
米　平均時給（前月比）
市場予想：+0.3％
※市場予想を上回ると、インフレ高懸念


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