インティメート・マージャー（7072）
国内最大級のDMP(Data Management Platform)を提供し、膨大な量のデータを収集・分析することで、顧客企業のマーケティング活動を支援。約4.7億の不特定データ、年間1.9兆回、日本国内から毎日52億件のデータをリアルタイム収集し、2000ものサイトから独自AIでデータ解析した多数のWebサイト導入実績を持つDMPを強みに、同業のDX化を扱う企業との差別化を図っている。7/5にはディグラム・ラボ社などと共同で生成AIを活用した取り組みを開始した事も興味深いだろう。

直近の2024年9月期2Q決算では営業利益、経常利益は共に減益であったものの、売上高は増収を堅持。業績予想は据え置き。AIのXENOによる同社の総合評価はA、5年後の営業利益予測成長率は140.28％と良好な展望と言えそうだ。影響のある社会トレンドの分析では、プラス成長の要因にビッグデータ解析需要の増加、BI(ビジネスインテリジェンス)ツール需要増加、DX進展などが並ぶ。現在の時流に即した事業展開で今後も成長が続くものと読む。中長期的に見た場合、同社の投資妙味は十分あると考える。

株価は7月中旬から調整の局面であったが、7/25には節目1000円付近で下げ止まりを見せている。その後は底堅く推移しているが一目均衡表の雲(抵抗帯)が頭上に控えており、上値を抑えてくる可能性もあろう。だが、7/5に急増した出来高で投資家心理に「高値覚え」を意識させたと仮定した場合、7/5高値1353円、または7/16高値1320円までは上値を追う展開も想像に難くないところであろう。過熱感を現すRSI(相対力指数)も売られ過ぎが意識される30％台を下回っている点も、株価に一定の浮遊感を与えてきそうだ。


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