株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2024-08-16 13:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

Buisiness As Usual(ビジネスアズユージュアル)

「ビジネス」という言葉自体は今や日本語としても広く認識されていますが、どうしても、ビジネス=仕事/商売と考えられがちなので、ビジネスアズユージュアルと言うと、直訳的には「通常営業」となりましょう。

ただ、英語の「Buisiness」は、もう少し幅広い意味合いを持っており、「やっている事」や「関わっている事」というような、「事象/状態」全般を指すニュアンスをも含んでいます。

つまり、ビジネスアズユージュアルは意訳的に、そして単純に、「いつもどおり」「普段どおり」という「状態」を示す際に使われる事が一般的です。

日経平均は歴史的な大暴落を経て、概ね「通常状態」に戻ったものと判断しています。
相場も、投資家心理も、ユージュアルに戻ったわけです。

この状態は、例えば、一気に「リスクオフ」に傾いた投資家心理が、通常状態を示す、ユージュアル/ニュートラル/ノーマルに戻ったまでで、「リスクオン」にまで傾いたワケではありません。

証券各社の個別株に対するレーティングには、「BUY」と[Sell」の間に「ニュートラル=中立」という見解があったり、
「Outperform=アウトパフォーム」と「Underperform=アンダーパフォーム」の間にも「Neutral=ニュートラル」がある事と、同様に考えて宜しいでしょう。

言い換えると、相場も、投資家心理も「中立」には戻ったけれど、まだ「買い」に傾いたワケでは無い、と申し上げて宜しいかもしれません。

株式相場の通常状態、投資家心理の中立状態というのは、センチメント(心理)よりもファンダメンタル(経済の基礎的条件)こそが、株価形成に反映されやすい状態と考える事が一般的です。

あすなろが従前からご指摘申し上げてきた、「業績相場」がいよいよ意識されやすくなるものと考えます。
もちろん、日米の金利動向や、ドル/円為替水準は、引き続き注視してゆく事が必要ですが、それでも、それ以上に、企業業績こそが株価形成に影響を与える局面が、徐々に訪れるものと見ております。

「史上最高値を更新」とか、「過去最大の下げ幅」だとか、異常値や異常な状態は、センセーショナルな見出しと共に大袈裟に報道される傾向にありますが、例えば通常時に、日経平均が毎日100円ずつ、仮に10日連続で上昇しても、「通常」の範疇だからこそ大きく取り上げられる事は少ないものと思われます。

異常時ばかり大騒ぎして、通常時は注目さえされないワケですね。
なんだか、完全に、「野次馬」的な思考に基づいているとは思われませんか?

「人の振り見て我が振り直せ」と申します。
「ストップ高で嬉しぃ~!」とか、「ストップ安じゃね~か!」とか、お気持ちはお察し申し上げるとしても、それって、単に、「異常」状態に大騒ぎする「野次馬」的では無いでしょうか?

人間は変化を怖れがちなクセに、異常な状態や並外れた事象に対する好奇心が強い生き物です。(個人的な意見です)
「変わりばえしない」日常に慣れているからこそ、「いつもどおり」「普段どおり」が、「充分幸せ」である事を忘れがちなのかもしれません。

著名な投資家は一様に、どんな場面でも「冷静」です。
「異常時」ほど、心持ちこそを「通常」に保つ事が重要なのでありましょう。

投資家としての、冷静なマインドセットやプライドを忘れて、「野次馬」の一人となってしまえば、その時点で大したリターンは期待できないのかもしれませんね。

大暴落⇒バーゲンセール⇒待ちに待った買い場到来!
ストップ高⇒してやったりの利益確定局面⇒ごちそうさま!
これぞ投資家の基本姿勢だと思います。

歴史的な大暴落を経験し、それを乗り越えてこられた会員様各位だからこそ、投資家としての、冷静なマインドセットやプライドを、再確認していただきたく存じます。



執筆:木村泰章

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 個人的に注目している銘柄
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◆一正蒲鉾(2904)
◆あじかん(2907)
◆紀文食品(2933)
昨日の続きで本日も食品セクター縛り。
3社に共通するキーワードは、練り物。
単なる個人的な好みですが。。。

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 私のコラムで紹介した銘柄
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◆クラウドワークス(3900)
本日も小じっかりの展開で5月の下落時に開けた窓埋めに挑みます。
 7月12日のご紹介時からの高値騰落率20.88%。

◆東邦亜鉛(5707)
 全体相場の下落を経ての戻り局面で、今週上昇が目立ったセクターは非鉄金属です。
 5月27日のご紹介時からの高値騰落率19.46%。

◆イーレックス(9517)
 今週1週間で一気に25日・75日の各移動平均線を上回ってきました。
 7月1日のご紹介時からの高値騰落率18.03%。

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 単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村泰章のギャラクシーダイヤモンド銘柄≫
 75日・25日移動平均線を一気に上抜いてまいりました。
 更なる株価上昇にご期待ください。

◆≪ゴールドメソッド銘柄≫
 本日も大幅続伸で銘柄公開後の高値を更新。
 来週は第1利確にも到達しそうです。
 

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