JTP（2488）

ITサービス、ソリューションを提供。例えば『SOC/セキュリティ監視運用』や『内部脅威対策』など、セキュリティ運用サービスに強みをもつ。生成AI（人工知能）を用いたソフトも開発しており、『Third AI 生成AIソリューション』はAIやデータ企業であるdatabricks社のプラットフォームに同ソフトの連携が採用されるなど業界内での評価も高い様子。JPモルガンが新たに株を取得するなど、海外資金も入りつつあるようだ。見直し買いによる株価上昇に期待したいところ。

直近発表の1Q決算における経常利益は9800万円と前の期の同6800万円から増益で着地。利益は2Qから例年、業績水準が高い傾向があり、これからの経常増益に期待。ストック売上高は61％まで占めるようになった（前の期は59％）。セグメント別ではセキュリティが健闘。今後はDX開発やシステム構築等の案件を受注して　ストックによる持続的な売上計上にも期待がかかる。AIのXENOの分析では今期4Qは+1億3000万円の大幅増益予測。季節性を考えてみるとAIの予想はうなずける。

株価はショック相場で急落後に急反発。重要な節目である1000円を終値ベースでクリアーするのは困難であると思われる。ショック時に参入した買い方の利益確定売りや、戻り待ちの売りが想定されるからだ。ゆえにまずは売り物が消化されるまで日柄調整後、改めて買い場を探るのがベターであろう。6/18には約61万株も出来ており、ここで入った投資家の売り物も消化する必要があると思われる。信用買い残も多く、注意が必要だろう。