あくまでも推測の域を出ませんが、中小型成長株群・グロース株群の買いの主体は、年金のウエイト調整による買いでは無かろうかとの印象です。

先週金曜日に続き、グロース250指数は昨日も「引けピン」（＝その日の高値で取引を終える事）となっていました。
個人投資家層の買いだけで、8月初頭の安値482.29から、40％にも及ぶ切り返しが実現できたとは思えず、公的年金に近い運用体が、全体相場の大暴落によって低下してしまった日本株の保有比率の引上げに動き、中でも、暴落前には既に、アクティブ運用の比率を落としていた見られる事から、中小型成長株群を、先物買いも交え、広く浅くインデックス買いしたもの、と考えざるを得ないように思います。

振り返って見ると過去数年の間、日経平均に先んじて、グロース250指数（旧マザーズ指数）が、抵抗線（今回の場合は75日移動平均線）を上回ったケースは記憶に無く、この点からも、今回のグロース250指数の強さは、「新局面入り」を予感させるのに充分な事象であるように思う次第です。

通常、「ラリー」と言うと、主力級大型株群が全面高となるような展開を指すわけですが、歴史的大暴落を経た後の切り返し局面「第2幕」が、中小型成長株群全般の「ラリー」になるとは、多くの市場参加者が想定していなかったハズで、ゆえにポジティブサプライズが更なる買いを巻き込んでいるようにも感じます。

この買いは、グロース250指数の上伸は、いつまで続くのか？
上昇ペースがかなり速いので、当然ながら、その反動安を警戒する気持ちはお察ししますが、グロース250指数は今回、700ポイントで頭を打って下落に転じるよりも、700～750ポイントのもみ合いを経て、800ポイントへの回帰を窺う展開に進みやすいものと考えます。
その根拠が、前述のとおり、「なんだか今までとは違う」という、漠然とした「新局面入り」への期待です。
過去数年間では見られなかったような、大幅の切り返しが示現しているグロース250指数は、いよいよ、本格的な【逆襲】局面へと歩み出した、と見て宜しいように思います。

今週の木曜日に発表される、先週の投資主体別動向において、仮に、年金の動向を反映しやすいと目される、信託銀行の買い越しが確認されると、「やっぱり年金が中小型成長株群を買ったんだ！」という事が、あらためて市場参加者の間で認識され、更なる新規買いにも繋がる可能性があるものと考えます。
つまり、中小型成長株群が比較的優勢な展開は、向こう数週間から1か月程度継続する可能性もアリ、との印象です。

楽しみですね。
是非、強気/前向きな姿勢で、「中小型成長株・グロース株ラリー」に挑んでまいりましょう。



執筆：木村泰章

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　個人的に注目している銘柄
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◆ライト工業（1926）
決して台風シーズンを喜んでいるワケではありませんが、土砂崩れ等の復旧・防止と言えば、この企業を忘れるワケにはまいりませんね。

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　私のコラムで紹介した銘柄
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◆千代田インテグレ（6915）
本日も昨年来の高値を更新！
　いち早く上値追いの展開へと回帰し始めた印象です。
　5月7日のご紹介時からの高値騰落率33.15％。

◆TIS（3626）
　大幅高で年初来高値更新目前！
　今期は小幅減益計画ですが保守的な印象です。
　5月29日のご紹介時からの高値騰落率20.94％。

◆パーソルHD（2181）
　年初来高値を更新し新局面入りへ！
　今期は3期ぶりに最高益更新計画です。
　5月15日のご紹介時からの高値騰落率25.22％。

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　単発スポット銘柄の見解
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◆≪あすなろサマージャンボ銘柄2024【ジャンボリー5倍大当り賞銘柄】≫
　銘柄公開後の高値を更新。
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　今週中にも第1利確に到達か？

◆≪緊急即日公開「暴落救済スペシャル」銘柄第2弾≫
　材料発出を受け大幅高で第2利確ポイントを楽々クリア！
　おめでとうございます♪

◆≪緊急即日公開「暴落救済スペシャル」銘柄≫
　こちらも銘柄公開後の高値を更新。
　切り返し基調のチャート形状は、グロース250指数にそっくりです。

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