株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2024-09-02 13:15:00

アナリスト木村の銘柄研究部

順張りか逆張りか、どっちがいいの?

「順」と「逆」は文字どおりとして、「張り」って何を意味するのかを考えてみましょう。

「相場を張る」とは、特定の銘柄や指数等に投資する事を指します。
企業の将来的な成長性を評価して「投資」するよりも、どちらかと言えば、思惑や度胸やタイミングを重視して、価格変動によって生じる差額で利益を得ようとする、「投機」的色合いが濃い行動でありましょう。

つまり、注目しているのは「機」であって、「投資シナリオ」や「カタリスト」では無いわけです。

「張り」は、こんな表現にも流用されます。
・「一点張り」:思い入れが強く、頑固一徹に、一つの投資対象だけに全力で「張る」こと。
・「欲張り」:少しの利益に満足せず、どこまでも際限無く利益を求めて「張る」こと。

このように、「張る」という行動は、「投機性」や「思い込み」が強く、係るリスクは忘れられがちで、正直なところ、あまりお勧めできる行動ではありません。

例えばルーレットの「赤/黒」で、黒が7回続いたから、「次も黒だろう」と予想して「張る」のが「順張り」に該当し、いやいや「そろそろ赤だろう」と予想して「張る」のが「逆張り」に該当するわけですから、いずれも「投機性」こそが強く、リスクが高い、という事をご認識いただくべきでしょう。

ただ、ルーレットでの「ギャンブル」とは異なり、株式相場における「順張り/逆張り」には、投機性は高いものの、幾つか勝率を引き上げる為の「手法」が存在します。

その典型的な一つの例が、「暴落時の突っ込み買い」という「逆張り」です。
8月初頭の歴史的な全体相場の暴落時に、その「機」を利用して個別銘柄を買っておけば、全体相場が落ち着きを取り戻すタイミングで、当該銘柄の株価も切り返し上昇するであろう、との想定に基づいた「張り」です。

さらには、「順張り/逆張り」いずれの場合も、「張った後」の値動きが、想定通りの方向に進まなかったと仮定しましょう。
株式相場においては、投資期間を長期とする事で、1か月の間では「評価損」であったポジションが、1年間継続保有する事で、「評価益」に転じる事も珍しくありません。

つまり、短期目線で思惑先行気味に「張る」のでは無く、長期目線で将来的な成長を見越して「投資」を行う事で、株価の下落リスクを軽減できるわけです。
リスクを軽減できるという点こそが、短期の「投機」では無く、長期「投資」のメリットと申し上げて宜しいでしょう。

これらの簡単なロジックに基づけば、「ストップ高している銘柄への飛び付き買い」が、いかにリスキーでセオリー無視な行動であるかがご理解いただけるハズです。

同様にストップ高している銘柄に対する「空売り」もリスクが高く、結局のところ、ストップ高候補銘柄を長期の逆張り目線気味に買い仕込んでおき、ストップ高したら利益確定優先、とのスタンスが最も無難で安全で妥当という事になりましょう。


執筆:木村泰章


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