ジェイドグループ（3558）

ECモール事業や物流インフラが基盤。リーボックの日本での事業展開やファッション通販サイトの運営など、多岐にわたる事業を展開する企業。近年は、マガシークを買収し、ファッションEC業界におけるプレゼンスを強化している。ECプラットフォーム事業で培ったノウハウを活かし、自社ブランドの育成や、他社ブランドのEC支援にも注力しており、今後もオムニチャネル戦略を加速させファッション業界における成長継続が期待されるであろう。

直近決算である2025年2月期1Q決算では売上高46億9300万円（前年同期比37.1％増）の増収、経常利益は5億200万円（同7.7％減）の減益で着地。同社の主事業であるファッションEC事業は経済産業省調べでファッション市場全体に占めるEC化率も21.6％まで増加しているとのこと。引き続き成長して行く市場であると言えそうだ。AIのXENOによれば同社の4四半期後の売上高は12億9000万円（27.56％増）の大幅増収と分析。上掲のEC市場の成長と共に同社も成長を維持していくものと考えられよう。

株価は8/5に1339円まで下落したのをボトムとして、リバウンドに転換。下落前の7/16高値2247円の全値戻しに成功している。これにより一定の達成感が出たと仮定すると、今後は上値が重くなり揉み合い商状となっていくものと推測される。ただ、一目均衡表の雲(抵抗帯)上を維持している事から、雲上限を支持線として下値は限定的であると読む。また、現状節目2000円の付近で推移しており(執筆時)、一時的に雲の中に入ったとしても25日線、200日線が防壁となる可能性も十分考えられる。押し目を拾うスタンスで望むのも一考であろう。