今回の取り組み注意銘柄はセーラー広告（2156）です。

同社の株価が連日ストップ高となり、市場を賑わせているのは記憶に新しいかと思います。

この急騰の背景には、10月1日に石破茂新内閣が発足したことが大きく影響していると思われます。

同社は香川県高松市に本社を置き、四国・山陽地方を地盤とする広告代理店であり、地方創生関連の一角として改めて注目されている可能性があるでしょう。
これは広告やイベントなど、地域ブランディングに関する実績も多いことから、思惑的な買いが入っているものと推測する事ができます。

確かに、石破新内閣が地方創生を重視する政策を打ち出し、それがしっかりと政府そのものの決定として公布されるのであれば、セーラー広告のような地域密着型の企業は恩恵を受ける可能性も十分にあるでしょう。
しかし、投資家はこのような政治家個人の政策の思惑マネーの動きには、個別に過度に期待をするのには用心が必要です。

なぜなら、政治家の政策は、国内外の経済状況や世論、そして他の政治勢力の動向など、様々な要因によって変化する可能性があるからです。
特定の政治家のイチ政策に過度に期待し、投資判断を行うことは、いわば「砂上の楼閣」を築くようなものです。

また、政治家の政策は、必ずしも市場の期待通りに実現するとは限りません。政策決定のプロセスは複雑であり、予想外の展開が起こることも少なくありません。
例えば、新たな政策が打ち出されたとしても、その効果が現れるまでには時間がかかる場合もあります。

さらに、政治家の政策に過度に注目していると、他の重要なファクターを見落としてしまう可能性もあります。
企業の業績は、政治だけでなく、経済状況、競合企業の動向、技術革新など、様々な要因によって左右されます。
特に技術革新、イノベーションの面は企業の大躍進のカギとも言えるのではないでしょうか？

結論として、セーラー広告の株価が急騰したのは石破新内閣の「地方創生政策」への期待感が高まっているためと推測しますが、この期待感一本槍の視点での投資は危険と言えます。

これはセーラー広告社単体の話ではなく、全体的な流れの話とも言えますが、既存の手段などに頼らずイノベーションを起こすような企業が「地方創生、DX、国策、デジタル関連」のファクターでも将来を期待するに相応しいのかも知れません。

政治家個人の政策による思惑マネーにいちいち飛びつくのではなく、イノベーションと言う観点も踏まえた国策絡みのデジタル関連に今後注目した方が良いと思われます。

既に内閣官房が発表済みの「デジタル田園都市国家構想」にあるように、国策としてデジタルの推進には人手不足解消や少子高齢化社会への対応の切り札として大きな期待がされています。

デジタル化は、社会全体を大きく変革する力を持っています。デジタル技術を活用することで、企業は新たなビジネスモデルを創出し、成長を加速させることができます。

投資家としては、デジタル化の潮流に乗り、多角的な成長要因を持ち合わせた企業に投資することが重要です。

跡えば、10/15から幕張メッセで開催される先端技術の祭典「シーテック(CEATEC)2024」などに参加する事で、その潮流を自らの目で実感し、体験してみるのも面白いかも知れませんね。

※上記は売りを推奨したり、投資の安全を100％補償しているものではありません。投資のご判断はご自身の意思で行ってください。


■本日の取り組み注意銘柄

セーラー広告（2156）

上掲のような単一のワードにて思惑買いの向きがある銘柄に投資するのは中長期的な大きな利益を狙う手としては最適ではな可能性が可能高いでしょう。

そんな盲目的なワンワードで投資するよりも、ITを駆使し、将来を創り出してゆくような銘柄、それもきちんとした推奨根拠に基づいた銘柄がよいでしょう。

例えば弊社が今、デジタルイノベーションの総合展「シーテックジャパン」の開催25周年を記念して開催している

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