中小型成長株群の指標と目されているグロース250指数が小じっかりの展開となっています。

足元で上値抵抗と目されていたのはポイントは、概ね下記のとおりです。（数値は執筆時のもの）

・25日移動平均線　621.92
・5日移動平均線　628.60
・一目均衡表上の転換線　629.14
・75日移動平均線　629.77
この4つを今週一気に上抜けてきました。

次に上抜きを目指すと思われるのが下記2つのポイントです。

・一目均衡表上の先行スパン1（いわゆる抵抗帯の上限）　647.20
・200日移動平均線　661.45

647ポイントを上回れば雲（抵抗帯：以下同様）の上に出る事になります。
日々の上伸幅が小さくても、630ポイント近辺が維持されると、雲の上限が月末に向けて切り下がる見込みである事から、月末までには雲上に出る可能性が濃厚と言えましょう。

その後も630ポイント以上の水準が維持されると、雲の形状から、今度は630ポイント水準が下値支持として意識される可能性もあります。

さらに660ポイントくらいまで上伸すれば、200日移動平均線の上抜きが意識されやすく、揉み合い局面が終焉したと見る投資家の買いが、さらに流入する事となりましょう。

本日の株式市場においても、日経平均とTOPIXが小幅安となる一方で、グロース250指数が終始小じっかりであった背景は、先高感が意識されやすい局面へと転じ始めたグロース250指数と、中小型成長株群全般に、「再評価」的な資金が流入しているから、との印象です。

一方、主力級大型株群及び日経平均/TOPIXに関しては、12月13日のSQ算出日に向け、やや下落方向の圧力がかかりやすいものと目され、SQ通過後はそれまでの反動もあって、年末まで買い優勢の展開へと進みやすいものと見ます。

大手証券会社のテクニカル分析では、日経平均/TOPIXは12月SQに向け一時的に37000円/2600ポイントを下回る可能性があるものの、年末の日経平均/TOPIXは39000円/2750ポイントに回帰する事を予想しています。

8月初頭の暴落局面からの切り返し幅は、グロース250指数こそが先行したように、今年の年末ラリーも、中小型成長株群こそが先行する可能性もありそうですね。

何を、どこを狙えば良いのかは、あすなろにお任せください。
ヒントは全体相場フォローでも触れましたので、併せてご参照ください。
https://1376partners.com/user/content_page/23809



執筆：木村泰章

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