全体フォロー:モメンタム低下からの改善、中小型株が主役に
■ 投機マネーのポジション調整が相場急落の元凶
ソシエテ・ジェネラルの試算によれば、今年に入りヘッジファンドのトレンドフォロー戦略は4.3%の下落を記録。これは2014年の指数開始以来、2番目に悪い成績となりました。
2月半ばからの全体相場の下落の主因は、トレンドフォローのヘッジファンドによる投機マネーのポジション調整が主因と見てよろしいでしょう。
特に、米国ハイテク株、大豆、円などの市場で急反転が発生し、リスク資産の急激な手仕舞いが起きたことで、短期間での株価急落のトリガーになったものと考えられます。
■ モメンタム戦略が機能せず資金流出
株式市場におけるモメンタム戦略は、3月10日までの4週間で21%の下落と、過去最速レベルでの後退を記録。これに伴い、ブラックロックの140億ドル規模のETFからは8億ドルが流出し、2年ぶりの大規模な資金引き上げが発生しました。
■ 今後の注目ポイント:中小型株の切り返し
市場のモメンタム低下が進む中、回復局面では大型株よりも中小型株のパフォーマンスが鮮明に向上しています。3月11日安値から3月18日終値グロース250指数の騰落率(7.1%)が日経平均(5.1%)を上回ることからも、資金流入が進んでいることが読み取れましょう。
また、バフェット氏による商社株の買い増しが伝えられましたが、同氏の投資術は超長期目線であるため、短期視点の投資家にとっては資金がロックされるリスクも考慮する必要があります。直近の市況を踏まえると、短中期での戦略では、切り返しが早い中小型成長株に注目が集まりやすいと考えられます。
★結論★
・モメンタム低下は一巡し、回復基調へ移行中
・中小型株のパフォーマンスが目立つ展開
・ヘッジファンドの手仕舞いが一段落し、市場は安定化へ向かう可能性
・短期投資家はバフェット流の超長期投資とは異なる視点で機動的な対応を
市場の転換点を捉えながら、次の動きに備えましょう。
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