本日の取り組み注意銘柄は、シマノ（7309）を取り上げたいと思います。

シマノ（7309）の株価は、5営業日連続で上昇した後、本日は反落しました。

これまでの株価の勢いを考えると、押し目を狙いたいと考える投資家もいるかもしれません。
しかし、投資判断を下す前に、いくつかの注意点について熟慮する必要があります。

まず、シマノは先日発表した2025年第2四半期累計の業績予想において、経常利益を下方修正しました。さらに、通期の経常利益予想も減額しています。

この下方修正の主な要因として、ドル安の進行に伴うアジア通貨高の影響などによる営業外費用の増加が挙げられるでしょう。

為替レートの変動は予測が難しく、この状況が短期間で大きく改善するとは考えにくいという見方もできます。

次に、シマノの株価は現在20000円に近い水準にあります。これは、1単元購入するのに相応の投資資金が必要になることを意味します。押し目を拾おうとする場合でも、その後の株価の値動きによっては、投資金額が大きいために損失額も膨らむ可能性があります。

また、現在の株価水準から考えると、短期間で株価が数倍になるような大きな上昇は見込みにくいかもしれません。

このように、シマノの株価は、業績の下方修正や為替変動の影響、そして株価水準の高さなどを考慮すると、押し目買いには慎重な判断が求められると考えられます。

長期休暇明けに新たな投資を検討するのであれば、シマノのような安定成長が期待される銘柄だけでなく、より高い成長性が見込める、いわゆる「夢のある銘柄」に目を向けるのも一つの選択肢かもしれませんね。

まとめ

シマノの株価は反落しましたが、押し目を狙う際には、業績の下方修正や為替変動のリスク、そして株価水準の高さなどを考慮し、慎重な判断が求められます。長期的な視点で、より成長性の高い銘柄への投資も検討する価値があると言えそうです。

免責事項

本記事は、投資に関する情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。投資の最終決定は、ご自身の判断で行ってください。

さて、決算発表前後の取り組み方に対するアンケートにご協力ください(回答期日2025年5月9日まで)
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■本日の取り組み注意銘柄

シマノ（7309）または株価が極端に高く、夢を見づらそうな銘柄

押し目を狙うのも投資法の1つですが、しっかり精査分析された銘柄で夢を狙うのも投資の常道と言えるでしょう

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