米国市場で半導体関連株の急落が鮮明となり、日本株も揺れ始めています。FRBの高金利政策が長期化し、ハイテク企業の成長にブレーキをかける恐れが強まってきたからです。世界的な半導体景気の減速懸念が、日本市場に暗い影を落とし始めている状況ですね。

こうした状況下、取り組みを警戒すべき筆頭銘柄が東京エレクトロン（8035）。日本を代表する半導体関連の主力株ですが、直近ではストップ安まで売り込まれる局面に直面しており、現段階での買い付けは明らかにリスクが高そうですね。

東京エレクトロンは確かに素晴らしい企業ですが、昨日の大引け後に発表された配当および業績予想の下方修正が市場心理を直撃。半導体メーカーが相次いで設備投資計画を見直し、それに伴い東京エレクトロン自身も大幅な戦略の仕切り直しを迫られている状況と見られます。1単元あたりの投資金額が大きい値がさ株であるだけに、この暴落で安易な逆張りは禁物。

そもそも業績悪化を原因とする株価下落から回復するには相応の時間が必要。特に東京エレクトロンのような設備投資主体の企業にとっては、成長戦略が再構築されなければ、投資家に成長ストーリーを提示できず、株価は更なる下落局面を迎えるでしょう。こうした例は過去にも多く見られ、短期での復調期待は危険そのもの。

東京エレクトロンは今の市場環境下で安易に手を出すべき銘柄ではないと考えます。業績予想と投資計画の不透明感が解消されない限り、株価は更なる下落リスクを抱え続けるでしょう。しばらく距離を取るべき局面と判断いたします。

まとめ

業績悪化を起因とする値がさ株の下げは拾わないこと。

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ちなみに前回のアンケート「どんな銘柄が欲しいですか？」では、
ぶっちぎり１位は「情報通信等・グロース株」でした～。
アンケートにご協力ありがとうございました^^


■本日の取り組み注意銘柄

東京エレクトロン（8035）

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