堅実増益&株主還元強化銘柄など
包装機械・生産機械の製造販売。包装システムの受注が好調。
先週末に発表の前期決算は、売上高101億800万円で過去最高を更新、前期比2.6%の増収となった。包装機械事業がけん引し、営業利益は10億7300万円と前期比7.4%の大幅増益。今期も11%台の2桁成長が期待される。注目は3期連続となる増配発表で、来期配当を前期比10円増の120円と発表、配当利回りが3.7%に向上した。年間配当は3年で1.5倍に拡大しており、株主還元姿勢の強化が鮮明だ。また、第7次中期経営計画でグローバル展開加速と事業領域拡大を掲げており、堅調な受注環境下で持続的成長が期待される。前場は窓開け急伸。高値圏では利益確定売りが優勢ではあるもののトレンドは上向きと考える。
関通(9326)
EC・通販物流のアウトソーシングサービスを主力とする物流会社。
直近1Q決算では売上高40億8000万円と前年同期比8.5%増収を維持したものの、営業損失3300万円の赤字転落。サイバー攻撃からの復旧過程で品質・生産性向上に注力する一方、新システム開発費用やスタッフ拡充による人件費増加が利益を圧迫。物流サービス事業は増収を確保したが利益率が大幅悪化し、ITオートメーション事業も開発費先行でセグメント損失となった。ただし、先日はケーキ専門通販サイトのCake.jpと資本・業務提携契約を締結し、冷凍スイーツ市場に特化した物流ソリューションの提供を行う。中期的には政府の物流DX推進政策や人手不足解決への期待もあり、自動化投資の効果発現により収益改善が見込まれる。
リップス(373A)
男性向けヘアケア・スキンケア商品の企画販売やヘアサロン展開。
6月30日に東証グロース市場へ新規上場し、公開価格3130円を上回る3200円で初値を形成。直近3Q決算は売上高33億5100万円、営業利益7億6300万円と好調な業績を維持している。商品事業ではヘアワックスシリーズの小売店配荷拡大やAmazonでのスタイリストシャンプー出荷好調により過去最高売上を達成。楽天市場やZOZOTOWNへ出店するなどECチャネル多様化も進展している。サロンフランチャイズ事業では3D・VR技術を活用した教育システム導入により差別化を図っている。前場は出来高を伴い窓開け急伸。男性美容市場の成長期待と新規上場銘柄としての注目度から、中長期的な株価上昇余地は大きいとみられる。
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