株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2025-09-26 17:00:00

取り組み注意銘柄

その銘柄が「勝つ」と思うのは早計かも

株式市場では、企業のファンダメンタルズだけでなく、政治の動向や政策への期待が株価を大きく左右することがあります。

最近、タクシー事業を主要な柱とする大和自動車(9082)の株価が急騰する動きを見せています。
同社は、東京を中心にハイヤー・タクシー事業を展開する大手であり、その業績は人々の移動需要や経済活動の回復に密接に連動しています。

この急騰の背景には、現在進行中の自民党総裁選があるものと推測されます。
特に、ライドシェアの推進に前向きな姿勢を示している小泉進次郎氏への思惑が、投資家の間で大きく膨らんだと考えられます。

もし、同氏が総裁に就任し、ライドシェア関連の規制緩和が大きく進展すれば、同社の事業にも追い風となる可能性があるという期待が、株価を押し上げている要因だと見ることができます。

しかし、このような政治的な思惑に基づく株価の上昇には、いくつもの不確実なリスクが伴います。

第一に、総裁選の結果はまだ出ておらず、誰が総裁に就任するかは確定していません。
小泉氏が選出されない可能性も十分にあり、その場合には、現状の株価に織り込まれた期待が一気に剥落し、急落を招く可能性があります。
さらに、小泉氏には、総裁選に関連して一部のメディアでトラブルも報じられており、その動向が株価にネガティブな影響を与える可能性も否定できません。

第二に、たとえライドシェアの議論が進んだとしても、その実現と本格的な普及には、法規制、安全性の確保、既存のタクシー業界との調整など、多くの問題が山積しています。

規制緩和が企業の収益に具体的に貢献するまでには、相当の時間を要すると考えるべきでしょう。
思惑だけで先行した株価が、現実的な課題に直面した際に、一気に調整局面を迎えるリスクは非常に高いと推測されます。

まとめ
こうした状況を踏まえると、大和自動車の株価は既に過熱感が高まっていると見るべきかも知れません。
今から急いで投資に「乗る」ことは、高値掴みとなるリスクを自ら高める行為になりかねません。
総裁選の結果は注視すべきですが、誰が総裁になろうと関係なく、企業の業績や事業の成長によって、これから騰がると見られる銘柄に注目し、冷静に投資を行う方が、よりリスクを抑えた賢明な選択だと言えるでしょう。

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■本日の取り組み注意銘柄

大和自動車(9082)

総裁選関連銘柄は、見込んだ候補が当選しそうになれば大きく思惑マネーが動きますが、落選した場合は反落してしまう可能性と隣り合わせです。

本文にある通り、誰が総裁になっても動じない思惑マネーのみに頼らない将来性のある銘柄を探す方が賢明でしょう。

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