社長の二言目 「vol.55 ぞぞぞのツケ払い」
皆さまこんにちは。
週末は息子関連のテーマでほぼ潰れる大石です。
同じ境遇の会員さま、心中お察しいたします。
さて
今日は久しぶりに個別銘柄登場系のコラムです。
ーアパレルEC ZOZOTOWN 後払い導入ー
まず、間違いがちですけど
これ(3092)スタートトゥデイが開始したのではなく
GMOーPSがサービス提供者。
ゾゾタウンで後払いした顧客が、GMO-PSからサービスを受けるという仕組み。
「2ヶ月後ツケ払い」とは要するに
「2ヶ月間の金貸し」ということになりますから登録業者が必要ですものね。
後払いした段階で、zozoからGMO-PSへ債権譲渡される仕組みですね。
購入金額は総額54,000円まで
手数料は1注文につき324円
これはほとんどの場合、クレカで支払ってリボや分割にするよりも安上がりになります。
クレカ支払いに抵抗のある顧客や、カードを持ってない若年層にはぴったりのサービスかもしれません。
ー規模拡大中ー
実はこの後払いスキームは2010年より約40%続伸している成長産業。
2020年には5500億規模になると予測されています。
すでに導入している企業は意外と多く
「メガネスーパー」「アデランス」「チャイハネ」「ISETAN」などなど
ーリスクは?ー
ここで言われるのが
「ツケの回収大丈夫?」ってとこですが
ゾゾタウンには週単位で入金される(契約内容にもよりますが)ので未回収リスクは
GMOーPSに既存します。
つまりは連結会社の(3769)GMOーPGにも影響ありといえますか。。。
また、
「あらゆる加盟店でツケ払い逃げされてしまったら?」のリスクは
総利用額が54,000円になってますから一応不可能かつミニマム設定されている状況。
ー双方メリット有りかー
ゾゾタウンは顧客満足度向上がコミットされ
GMOは新規顧客開拓がコミットされる連携。
ましてや飛ぶ鳥を落とす勢いのゾゾタウンですからその効果は絶大と予想。
これを皮切りに後払い導入ECは増えていくものと思われます。
ただし、GMO-PSへ問い合わせたところ、支払遅延が発生した場合でも遅延金や利息等の請求はしないとのこと。
督促請求するにとどまるということは、債務のみがストックされ、督促をする人件費等が発生し、併せるとなかなかコスト面でリスキーな部分があることには注意したい。
ー利用者の注意点ー
冒頭でも書きましたが
「支払いを2ヶ月後に伸ばす」という感覚よりも
「支払い金額を2ヶ月間借りる」という感覚で使わないと
思わぬ入り口から多重債務者になりうる可能性があります。
今は54,000円までと決まっていますからアッパーは見えてますが
上限が解禁された場合、利用者側のリテラシーが問われる時が来るでしょう。
今回はゾゾとGMOの組み合わせに偏りましたが
この後払いサービスは流動性が高いと思われ、様々なセクターで形を変えながら見る機会が増えそうです。そういった意味でGMO系からは目が話せないとも言えます。
ビットコイン決済やスマート決済などの最新技術を取り入れるのも同社はとにかく早い。
現金いらず、クレカいらずの未来もそう遠い話ではないかもしれません。
ーあとがきー
11月もご挨拶を。
あえて毎月同じビューで撮影してます。流用ではございませんので悪しからず。
そして秩父の三峯神社へも足を運びました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが
浅田真央ちゃんで一躍有名になった限定の白守り、私所有しております(笑)
近々、個人的にとても大事な企画がございますので
それは新ためてご報告致します。
それでは今週も楽しみです。
共に戦ってまいりましょう!
執筆:大石
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