株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2025-10-28 11:30:00

後場の注目株

堅実成長で攻める3銘柄

メタウォーター(9551)
上下水道プラント大手で水環境インフラに強み。官公庁向けが主力。
昨日引け後に今期業績予想の上方修正を発表。売上高を2000億円から2100億円(前期比17.3%増)へ、営業利益を115億円から130億円(同22.2%増)へ大幅上方修正し、5期ぶりの最高益更新を見込む。上半期は売上高が前期比29.7%増の1100億円、営業利益は同178.8%増の34億円と大幅増益を達成。海外事業の好調に加え、プロジェクト進捗管理の徹底やコストダウンが奏功した。配当も従来の年56円から70円(前期50円)へ14円増額し、株主還元を強化。中期経営計画の目標を2年前倒しで達成する見通しで、本日前場の株価は急伸し、好材料を素直に評価した動きとなっている。水インフラ更新需要を背景に持続的成長が期待される銘柄として注目しておきたい。

サイプレス・ホールディングス(428A)
居酒屋「串えもん」や「築地食堂源兵衛」等を展開する外食チェーン。
10月8日に東証スタンダード市場へ新規上場。前期決算は売上高112億8000万円(前期比10.1%増)、営業利益7億6500万円(同72.2%増)と大幅増収増益を達成。営業利益率は4.3%から6.8%へ大幅改善し、収益性が向上している。今期見通しも売上高120億円(前期比6.4%増)、営業利益8億5000万円(同11.1%増)と連続最高益更新を計画。新規出店効果と既存店の好調が業績を牽引する。注目は株主優待制度の導入で、100株以上保有で年2回、1回につき1000円相当の優待を検討中。初回基準日は2026年2月末で、配当年10円と合わせた総合利回りは魅力的だ。株価は上場直後の公開価格割れから持ち直し、上場来高値を更新する展開となった。現状はもみ合い推移中で押し目を監視。

インフキュリオン(438A)
決済プラットフォーム「Wallet Station」やカード発行「Xard」を提供。
10月24日に東証グロース市場へ新規上場。初値は公開価格1680円を7.1%下回る1560円となったが、企業向け決済DX需要の拡大を背景に注目しておきたい。直近1Q決算は売上高19億9000万円、営業利益4500万円と黒字を確保。今期通期見通しは売上高90億円(前期比25.4%増)と高成長を計画しているが、システム投資先行により経常利益は8000万円(同25.7%減)と一時的な減益見通し。ただし成長投資局面と捉えられ、決済処理金額の拡大が将来の収益基盤となるだろう。フィンテック・パートナーとして金融機関や事業会社へ決済基盤を提供するビジネスモデルは、キャッシュレス決済の普及拡大により中長期的な成長が期待される。株価は公開価格1680円を割り込み1200円台まで下落。押し目買い候補として個人投資家の関心を集めるとみる。

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