祝!日経平均が今年の高値を更新
ついに、ついに日経平均が今年の高値を突破しました!!
米国株がスルスルと上がっていく裏で年初につけた19600円を超えられなくて、もたついていた日経平均は寄付から200円以上のマドを開けて上値を突破してくれました。
実に2か月近くの時間を要しましたが、日本の投資家に勇気を与えてくれたに違いありません。これでようやく米国株に追随するスタート地点に立ったと言えるのではないでしょうか。
特に米国金利上昇で為替や銀行株が戻った意味合いは想像以上に大きく、春相場の訪れを感じずにはいられません。
そこで、私はよく技術競争力のある企業を当コラムや「あすなろスコープ」でご紹介させていただいておりますが、
これらの企業の株にはリスクオンになると決まって投資家の買いが集まってきます。
トランプ大統領の通商政策やヘッジファンドの円高攻めで押し込まれていた銘柄たちは、再び息を吹き返す兆しが見えてきました。
最も注目すべきは米国TRWオートモーティブの自動車部品事業を買収したTHK(6481)。他に主力事業の直動案内機器で世界シェアの半分を握る技術企業です。
日産向けで面白いのはユニプレス(5949)。自動車用の車体プレスやトランスミッションと呼ばれる変速機部品を扱っています。
日産はルノー・三菱自動車との連携をさらに加速させるとの話題性から比較的軽い値動きをしてるので、物色の波及に期待ですね。
また、ホンダ系の自動車用シート部品を手がけるテイ・エステック(7313)。また、名前が似てるところでエフテック(7212)も自動車のサスペンション等で強みを持っていますが、ホンダ系です。
こちらは私もあまり知らなかったですが、武蔵精密工業(7220)というホンダ向けに自動車用シャフトを製造しています。
独立系ではGMB(7214)があり、エンジン部品やベアリングなどを製造しており、韓国の現代自動車向けにパイプを持っています。
最後に、自動車エンジン用チェーンでなんと世界一のシェアを誇る椿本チエイン(6371)。
そして、ジェイテクト(6473)。この2社が無いと自動車製造には欠かせない存在感をもっています。特に、このジェイテクトは経済産業省が選定するグローバルでシェアを握る優良企業として、その技術力が高く評価されています。
為替の戻りや米国の個人消費の堅調さを確認したところで、やはり足元の景況感を具体的に示すのは市場規模が大きく、裾野が広い自動車業界の動向でしょう。
昨日の〜リスクイベント通過は本当か〜の答えは“本当”でした。明日もニッパツ(5991)の精密バネのように日本株が大きく跳ね上がることに期待したいですね!
【 相 場 の 格 言 】
『相場は相場に聞け』
それでは、また会員様の喜びの声が聞けることを楽しみにしています。
執筆:加藤あきら
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