100年後の未来に投資する
突然ですが、今から100年前に現代の生活を想像した「二十世紀の豫言」という報知新聞の記事があるそうです。
現在のエアコンやネットショッピングは今や当たり前ですが、明治時代には電気がようやく普及した頃ですので、当時の想像を超えた生活が実現していることになります。
英国の科学者は今後の100年を劇的な変化の想像とともに、発想の中心を「暮らしのスマート化」にあるとしています。
その中では、「3Dプリンタ技術」の発展であらゆる建造物や料理なども即時完成が可能になったり、
ドラゴンボールに出てくるような宇宙船の回復装置のようにあらゆる病気が治癒したり、ロボットが手術したり、
はたまた、住居さえもドローンと連結して自由に場所が移動できるようになるみたいです。
人類の居住域は広がり、海の中に海中都市が出現し、民間企業発信で宇宙ツアーも可能になるとしています。
わずか2、3年でも劇的な技術進歩が起きている私たちの生活の中で、嘘のような本当の話がそう遠くない将来に広がっています。
株式市場で度々話題になる自動運転車はいつかドローンの飛行物体が人間を運ぶように取って代わり、
料理用の3Dプリンタはすでに市場に登場しています。
宇宙飛行も米国のスペースX社をはじめ日系ベンチャーのアクセルスペース社、PDエアロスペース社なども民間主導での宇宙機開発を志しています。
特に、このPDエアロスペース社は宇宙輸送に関してはHIS(9603)、ANAホールディングス(9202)と資本提携を昨年12月に発表しており、事業化への期待度は高いと言えるかもしれません。
他にも、アストロスケール社という世界で唯一の宇宙ゴミを除去する壮大なミッションを掲げる日系ベンチャーも魅力的です。
市場は各所で局地戦が広がっていますが、映画やマンガの世界の近未来の描写からヒントを得て銘柄を探すと思わぬ発見があるかもしれません。
今後のIoT社会を実現する会社として注目しておきたいNSW(9739)は今まだ売り圧力の中にあるようです。この水準から長期投資を考えてみてもよいかもしれません。
また、最近の潮流からも、FPGAという集積回路の性能向上がIoT普及のカギになるかと思いますので、PALTEC(7587)などにも注目はしておきたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『材料はあとから出る』
それでは、また会員様の喜びの声が聞けることを楽しみにしています。
執筆:加藤あきら
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