この先は逆張りか順張りか
3月も折り返しの時期となってきましたが、市場は1歩進んで2歩下がるといったような方向感の定まらない地合いが続いています。
日経平均やTOPIXなどの動きを見ても、上昇する日はマド開けして強い動きを見せるものの、
買いが続かずに翌日か翌々日には往って来いになってしまっています。
それだけ市場の動きに機敏に反応して悲観と楽観を繰り返しているといえますが、
今日の個別株全面安はいくら何でも行き過ぎの感じがしました。
これまで典型的なレンジ相場となっていたのですが、実は投資家の損失が積み上がるのは単純な下落局面よりも大きいと言われます。
そこにポジション調整に起因する理由の分からない下げが襲ってきたので、狼狽売りした投資家の方が多かったんだと思われます。
16日のオランダ議会選挙を通過すると、あとは週末のG20財務相・中央銀行総裁会議くらいで、市場の膠着感もある程度払拭されるかと思っています。
繰り返しになりますが、特に今週下落した銘柄などはリスクイベント前のポジション調整によるところが大きく、理由なく売られた可能性があります。
そういう銘柄は程なくして元の水準を回復すると思われますので、今日は明日から買う銘柄を探しておく方がよいかもしれません。
本日の値下がりランキングなどを覗いてみると、
エボラブルアジア(6191)やアドベンチャー(6030)、セラク(6199)など将来有望と思われた成長株がずらっと顔を並べていて驚きました。
他にはジャスダックで直近好調だったオービス(7827)やインテリジェントウェイブ(4847)などの急落も著しく、売りが売りを呼ぶ展開だったことが想像されます。
明日からレンジ相場を打破するような動きにつながるかは不透明ですが、もしこのまま上値の重い展開が続くようなら逆張り戦略で下値をひろっていくのが最善策になりそうです。
【 相 場 の 格 言 】
『近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う』
(byウォーレン・バフェット)
それでは、また会員様の喜びの声が聞けることを楽しみにしています。
執筆:加藤あきら
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