株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2017-03-30 17:00:00

元外資系金融マンのこぼれ話し

リスク選好で循環物色が始まる

本日もお取り組みお疲れ様でした。

14時過ぎの岩田日銀副総裁の発言によって多少リスクオフに傾く場面がありましたが、市場は敏感に反応してしまうので正直余計だったかもしれませんね。

先日、原油相場の動きについてふれましたが、昨日の米EIA原油在庫発表は在庫が予想を下回ったことが好感されて原油高につながりました。

原油市況が株式市場に与える影響はとても大きいですから、ひと安心といったところです。

産油国のリビアが内戦で生産停止に陥ったことは残念なニュースですが、
その他にもイランのザンギャネ石油相がOPEC加盟国と非加盟国の原油協調減産延長に言及したことで先高観が台頭したことも好材料と言えます。

また、当の米国では原油を精製して石油化学製品など多種多様な製品に製造する動きが加速してきたそうです。

トランプ大統領による温暖化対策撤廃の動きと重なっており、これは2月に同じくエネルギー産業の規制緩和を決定したこととも併せて注目しておかなくてはなりません。

JXホールディングス(5020)の株価反発は象徴的な動きといっても過言ではないでしょう。

原油高すなわちリスク選好の地合いという方程式もあながち当たっていますので、いよいよ循環物色が始まったと言えるかもしれません。

市場に流れるニュースでは現在までの景気が回復してきた足取りや、
今後の悪化を予想する有識者の意見を取り上げたりと様々です。

情報を精査するにあたっては、その本人がいつ時点のことを語っているのかという「時間軸」を明確にすることが大事だと思います。

情報材料でトレードするぱど(4833)などに短期飛び乗りするのか、
事業成長性を見てリファインバース(6531)に投資するのか。

間もなく市場が期待する4月相場に突入していきます。

市場や情報に振り回されて過ぎていくことのないように、
自身の投資のスタンスを確認しておいて臨むことが大事だと思います。


【 相 場 の 格 言 】
『相場の「ステージ」を冷静につかめ』


それでは、また会員様の喜びの声が聞けることを楽しみにしています。


執筆:加藤あきら

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