機関投資家のポートフォリオ入れ替え
昨日の東京事変から一晩明けた本日の日本株ですが、お昼時点では
値上がり銘柄 1431
値下がり銘柄 1626
変わらず 367
という状況でした。
昨日の揺り戻し効果があったにせよ、半分以上が戻りの勢いを失っていたことは残念です。
一方で、機関投資家は着々とポートフォリオの銘柄を入れ替えていると見えて、金融株や自動車株などの景気敏感株の保有割合を落として、通信や小売・サービスなどの内需銘柄の割合を増やしているようです。
その証左としてNTT(9432)やKDDI(9433)が反転上昇し、逆張り銘柄と思われる銘柄が強含んできております。
ここから良い循環が生まれてセクターのローテーションが進んでいくようであれば、逆張り銘柄が為替の影響で下落している輸出関連株となり、順張り銘柄が内需株となります。
短期目線ではやはり順張り銘柄についていく方が結果は早く出ますので、好業績内需株に照準を合わせていく戦略が有効になります。
そういった意味で、昨年相場が盛り上がった寿スピリッツ(2222)やエス・エム・エス(2175)などはここから高値を奪回してくることもあるかもしれません。
現在、様々な会員様から銘柄のご相談を承っておりますが、先行き不安を示すコメントがとても多く、こうした状況は昨年のブレグジットショックの時が思い起こされます。
ただ、前回の経験をされてる方は、こうした時に新しい一歩を踏み出せるかどうかだと知っているはずです。
まずは冷静に戻りのメドを探して手仕舞い、それと同時に逆張り、順張りの戦略をしっかりと固めることだと思います。
個人的な見解にはなりますが、トランプ・ラリー開始前の水準まで売り込まれたトヨタ自動車(7203)、日産自動車(7201)などは「買い」に転換してくるとみています。
アメリカでは電気自動車のあのテスラ・モーターズが最高値を更新しているのですから。
【 相 場 の 格 言 】
『弱気一色は買い信号』
それでは、また会員様の喜びの声が聞けることを楽しみにしています。
執筆:加藤あきら
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