来週は材料難から個別物色が激化
今週末の決算発表企業は981件と実に多くの企業がお宝情報を吐き出してくれました。
決算後の市場反応は様々でしたが、普段見向きもされていない企業価値が大きく変化するとあって今後は市場の中でより選別が進んでいくこととなると思われます。
株価だけを見ているとただ一喜一憂して終わりとなってしまいますので、どうして株価が動いたのかの検証が必要です。
決算書は財務諸表の専門用語が非常に多いので、慣れないと文字アレルギーを起こしてしまいますよね。(笑)
基本的には将来どうなるのかだけが分かれば良いので、今後の見通しはどうなのかという視点で見れば読むべきところはそれほど多くありません。
また、決算後の市場の反応も一過性の場合が多いので、急騰した場合はきちんと利益確定してそこから決算内容を調べても遅くないと思います。
先日、GW前に当コラムで取り上げていたIDEC(6652)が決算で急騰し、すかさず利食い!と思ったら早過ぎて半分近く取り損ねてしまいました。
つくづく“相場は忍耐”と実感させられました。
来週は決算のピークを過ぎたとはいえ、月曜で382社、火曜で15社、水曜で3社、木曜で11社、金曜で25社が発表予定となっております。
中小型株も多く登場し、中には週末に買われてきたKFC(3420)やRSテクノロジーズ(3445)、リアルワールド(3691)などクセの強い動きをする銘柄がひしめいています。
市場全体の方向感としては大台乗せ前の小休止をはさんだ状態ですから、来週一気に日経平均、マザーズともに高値更新を期待したいですね。
おそらくは決算材料の出尽くしで方向感を見つけづらくなりますので、個別株物色が活発化してきます。
ちなみにひっそりとジャスダック指数は5/11に先駆けて新高値をとってきておりますので、市場を絞って銘柄を探すのも面白いかもしれません。
決算でギャンブルした人も、乗らずに現金を握りしめてぎゅっと我慢してきた人も本当に儲かるのは決算後の株価の変化です。
決算反応の見た目の大きさだけに囚われていては相場全体は見えてきません。
リスク要因としては、いつも5月中旬がヘッジファンドのポジション調整が出やすいのですが、今年は4月に大きく調整を入れています。
例年とは逆に売りポジションの残りを買い戻してくる好材料になるかもしれないですね。
あとは欧米株次第といったところですが、直近では仏大統領選挙を通過して米国株から欧州株にポジションが移っているという話も聞きます。
指数が戻ったとはいえ、信用評価損益率は-8.90%とまだまだ全回復には程遠い状況です。
しかし、着実に信用倍率は低下して需給は改善傾向にありますので、回転が効いてくれば大きく上値余地を切り開いてくれることと思います。
来週に期待しましょう!
あすなろではただいま【ビリオネア★★★★★銘柄】を募集中です。
決算が出揃って、大化け可能性を秘めた株が産声をあげて待っています。
【 相 場 の 格 言 】
『まだはもうなり、もうはまだなり』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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