相・場・転・換のサイン
今日は約2か月ぶりとなるIPOのビーブレイクシステムズ(3986)がデビュー戦を飾りました。
公開価格は1670円ながら、後場にようやく7700円で寄り付いて上下の値幅は1000円近く出ています。
事業内容も今勢いがあるクラウドERPの開発とIT人材の派遣をメインとしていて、売上高・利益ともにこの2年間で急成長しています。
主幹事がSBI証券ということで、割当を勝ち取った投資家の方も多いのではないでしょうか。
VC(ベンチャーキャピタル)も入っておらず、特定株が主要株主を占めるために不用意な売りを警戒する必要もありませんので、優良案件かもしれませんね。
社名の「ビーブレイク」には、情報システムを構築する際の障害(Barrier)や境界(Border)を破壊する(Break)という意味が込められているそうです。
今後はすでに事業会社向けERPパッケージを提供する上場企業との技術競争やシェア争いといったところが焦点になりそうですが、今日の引け時点のPERは80倍超えであることからすでにマネーゲームの域に入ってしまった感があります。
マネーゲームといったら注目のリミックスポイント(3825)ですが、以前5月9日にご紹介した時からは様変わりの株価になっています。
仮想通貨関連の思惑がメインですけど、この銘柄自体がビットコインのようなボラティリティになっています。
出来高も売買代金も中小型ではトップで、売買高は1800万株、売買代金は300億円近くにのぼっています。
ウソみたいなホントの話で、今日発売になった四季報最新刊ではエネルギー関連事業にふれている程度で、まだ赤字見込みの事業にはあまり言及していませんでしたね。
実際やってる事業が全然違うので、これからに期待というか思惑先行の相場ということでしょう。
そんな中、米FOMCや日銀会合も大きなサプライズなく、市場反応は一安心というか物悲しいといった印象ですが、材料のある銘柄に商いが集中する一方で、動きの鈍い銘柄からは資金の逃げ足が速いようです。
ただし、今日は景気敏感セクターの海運業が業種別1位の上昇率となっており、約1ヶ月ぶりにバルチック海運指数が反発してきてます。
合せて渋沢倉庫(9304)なども上がってますが、出遅れ業種にとっては相場反転のサインになるかもしれませんね。
【 相 場 の 格 言 】
『備えあれば迷いなし』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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