相場の雰囲気が全てを物語る
先週の16日に四季報最新刊‐夏号‐が発売日でしたがご覧になられましたでしょうか?
投資家のバイブルと呼ばれる四季報には記者独自の業績予想が盛り込まれてあって、中には四季報相場とよばれる現象もみられることがあります。
週明けの本日は、日米の金融政策発表も無事にイベント通過したことで相場の雰囲気もガラっと変わりました。
ちょうど先週末のコラムが「相場転換」をテーマにしておりましたので、まさに新しい相場が始まった印象的な動きでした。
特に注目はマザーズ指数が1173ポイントと年初来高値を更新したことです。
こうなると、おそらく昨年のようにマザーズ銘柄自体がどこからともなくテーマとして浮上してくる可能性だってあります。
昨年4月の日銀金融政策決定会合前につけた1230ポイントだって視野に入ってきたと言えるのではないでしょうか。
特にマザーズTOP20構成銘柄は軒並み買われていて、ユナイテッド(2497)などは2桁上昇率を記録して指数押し上げに一役買いました。
また、時価総額の大きいミクシィ(2121)やGNIグループ(2160)が調整局面から反発したことが大きなインパクトをもたらしていることは間違いありません。
これに低迷続きのCYBERDYNE(7779)の株価が復活してきたらまたお祭り騒ぎになる可能性はあると思うのですが。
今回は市場イベント通過と四季報発売が重なったので、どこまで業績面を織り込んだ動きか判別しにくいですが、ここから1Q決算をはじめ業績に着目した物色が広がると思いますので、利益変化の大きい銘柄は要チェックです。
このコラムでも四季報最新刊をふまえた銘柄を取り上げていきたいと思いますので、お見逃しの無いようにお願いしますね。
【 相 場 の 格 言 】
『煮え詰まれば動機づく』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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