〜金曜日の後場高〜
朝から北朝鮮のミサイル発射報道で日本政府からJアラートが発信され、「またか」という気分で寄付を迎えた方も多かったことと思います。
昨晩のNY市場でも、オープン前から北朝鮮にICBM発射の兆候が出ているとの報道で軟調スタートとなってましたが、8月CPI(消費者物価指数)の予想上振れで悪材料を打ち消しダウはプラス引けしました。
実際にミサイル発射時のドル売り反応は大きかったですが、市場でも馴染みの光景のように買い戻しの動きもまた早かったようです。
昨日のコラムで金曜日は押し目買いのチャンスと書きましたが、ミサイル発射までは読み切れず。
結果的には、たいした下押しもしなかったどころか、朝方が一番の拾い場になりましたね。
連休前に足踏み相場になると思われた金曜の相場が高かったので、まさに「金曜の後場高」になりました。
現在は低金利ゆえにあまり関係ないかもしれませんが、戦前にできたこの格言は土曜と日曜の二日分の日歩がかかるため、金曜に買いが入った相場は強いとみなしていたようです。
つまりは、週明けは火曜日からの立会となりますが、強気で迎える投資家が多いことを表しています。
特に9月21日〜24日まで開催される東京ゲームショウ2017に向けてゲーム株が動き出してきてますので、特にリスクの高い銘柄を好む投資家が勝負しにきていると言えます。
来週はシリコンスタジオ(3907)なんかの出来高が増えてくるようでしたら、他のゲーム株上昇でマザーズ指数の上昇率を後押ししておもしろい展開になってくるのではないかと思います。
もちろん順当に評価されているイソライト工業(5358)などに順張りでついていくのもアリだと思いますので、銘柄の選別方針をしっかりと持って取り組んでいくのが良いでしょう。
テクニカル分析を選定基準に考えられる方はGCA(2174)のチャートなどもチェックしてみたらいかがでしょうか。
最近、あすなろの会員様にお問い合わせいただいた中で気になったことがありますので、確認しておきます。
これまで大型株中心に取り組んでいた方に多いのですが、根本的に大型株と中小型株の取り組みは分けなければならないことです。
それぞれの銘柄ごとに入れる資金量をコントロールしないと取り組みが非常に難易度が高くなります。
普段から活発に取引され出来高が多い銘柄は問題ないのですが、中小型株は主力大型株や銀行株のように流動性があるわけではありません。
小型株に大口資金を投入するような買い方は自分で株価を吊り上げてしまったり、売るときに値崩れを起こして昨日のような凄惨な下げ方をする銘柄を生み出すことになってしまいますので、避けるようにしてください。
自分だけはよくても他の投資家の懐具合があまりに傷んでしまうようだと市場全体の悪化につながりかねません。
そうなると結局、自分の取り組み環境を悪化させてしまい因果応報のようになってしまうので注意しましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『金曜日の後場高』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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