日経平均が3ヶ月ぶりとなる年初来高値更新!
3連休明けの相場は文字通りの大幅高で、事前の予想を上回る上昇率を記録しましたね。
新高値銘柄も300に迫る数で文字通りのリスクオン相場がやってきました。
売買のメインはやはり主力株で、売買代金上位には任天堂はじめ大型の値がさ株がずらりと並びましたが、中小型株にも広く資金が入ってきているようです。
任天堂が好調なので、以前に話題にのぼったトーセ(4728)なんかも連れ高してきましたが、なかなか押し目作ってくれませんでしたね。
今日は死んだふりをしていたような銘柄も息を吹き返し、【セレスティアル・スター銘柄】もあわやストップ高となりそうな上昇劇となっています。
こういう動きをする銘柄には材料が漏れてる可能性がありますので、向こう一週間は要チェックです。
先週の上昇は売り方の買い戻しが主体となった上昇に見えましたが、今日の動きは買い方がリスクを取りにきたと言える上昇だと思います。
ここから先の展開としては、先週末のコラムにもあるように日米欧の金融政策をにらみながら、9月末の配当取りであったり、四季報の好評価銘柄などにからむ物色が中心になりそうです。
銀行や保険、証券株などの金融株が強含んでいることもリスクオン時の典型的な上昇のパターンです。
外部環境も欧米株高に、米国債金利の上昇、為替の円安とこれまでの真逆の動きになってますので、あとは日経平均の高値更新を待つばかりです。
これだけ強い動きになるのは地政学リスクの後退だけでは説明がつかず、市場の大勢が市場暴落を懸念して大量のヘッジ売りを入れていた可能性と、米国の金利先行きで年内利上げを少しずつ織り込みにいっている可能性があげられるでしょう。
これらリスク回避の巻き戻しが世界株高の背景にあるとすれば、それなりの動きでもコンピュータのアルゴリズム取引によって一方向に振れやすくなりますので、勢いが続く可能性があります。
加えて、なんと言っても連休中に解散総選挙の可能性が急浮上したことによって、これまで売り越しを続けてきた海外勢が買いに回ってきていることも考えられます。
政治の安定化は外国人買いを呼び込む格好の材料となります。
岩盤のように堅かった日経平均20200円をいとも簡単にぶち破った背景には、これら複合的な要因が重なったと言えるのではないでしょうか。
おそらく金融政策発表の前に少しでも上昇手控えのような動きが出ると、当然のように反動を警戒する声が出てくるんだと思います。
今日は選挙関連銘柄などが突発的な材料発表で軒並み買われてますが、毎度値崩れも早いですので深追いには注意が必要でしょう。
それよりかは太陽工機(6164)のような四季報で買われた銘柄の押し目などを狙った方が上値の余地は大きいと思います。
今回の四季報でも前号比で【大幅増額】や【大幅強気】で書かれた銘柄や、有名個人投資家の大量保有が発覚した銘柄などには資金が向かいやすいでしょう。
前に書いたヨシムラ・フード(2884)やズーム(6694)などの動きを追っていくのも成長株投資の参考になるかと思います。
また、相変わらず機械セクターが強い動きですが、米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大陽線で高値を更新してきてますので、再び半導体株の注目度が高まってくるかもしれません。
【 相 場 の 格 言 】
『相場を侮らず、仕掛けは慎重に』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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