〜勝ちパターンをつかみ取るタイミング〜
今晩のECB理事会を控えている中で、今日は昨日の後場に前もって調整していたこともあってか、しっかりした相場になりました。
14:00過ぎまでは・・・。
どうやら今の相場においてはこの14:00過ぎは魔の時間帯に入ってくると考えておく方がよさそうです。
いまの相場というのは、ECB理事会ではテーパリングの是非が決まる警戒感がありますし、加えて米トランプ大統領のアジア歴訪に対する北朝鮮の動向なども気になるところです。
やはりリスクイベントを探してみると、売りの材料にされそうな話題には事欠かないのです。
為替市場が少し神経質にジリ下げなのですが、11月6日に日米首脳会談、7日に米韓首脳会談、8日に米中首脳会談が予定されていますのでやはり慎重さが求められる局面なのかもしれません。
ただし、先ほどしっかりした相場としたのは、これらのリスクが意識される場面でも投資家が押し目を買ってきているような印象を受けているからです。
これはまさに先月までと市場の景色が一変している証拠と言えます。
ここ最近、毎日書いてますがマザーズ指数が1100ポイントの攻防戦をやっています。
とくに今日の指数の中で比較した場合、マザーズ指数の上昇率が最も高くなりました。地味な比較ですが、とても重要なことです。
というのも、市場全体が強含んでいると言われる中で、信用の評価損益率は改善してきていないのです。
つまり、信用取引を活用する個人投資家は含み損を抱えているわけです。
もちろん、利益が乗ってきた銘柄の方を先に手仕舞いしたくなるものですから基本的にはマイナスなのですが、1ケタと2ケタでは大きな開きがあることでしょう。
また、空売り比率も再び40.0%を上回ってきていますので、どちらかというと株価は上がっているのに指標面はリスクオンになっていないのが現状です。
別の側面から市場を見てみましょう。
昨日で新高値銘柄数が300台に乗せてきましたが、9/19と10/16で同水準を記録しており、いずれもその後についてTOPIXを見てみると相場が一段と加速してきた軌跡があります。
好悪材料が入り交じっていて相場の方向性を一言で言い切ることはできませんが、ボラティリティが拡大しながら強くなっているのは事実でしょう。
いま注目はゲーム株やバイオ株が動いてきたマザーズ市場に熱い視線が注がれます。
とくに出来高を集めた銘柄はその後の動きが劇的に変わりますので相場が放つサインを見逃さないことが大事です。
今日はフリークアウト(6094)が朝方から飛ばしていきましたので、この動きが続くのかは見物でしょう。
こうした数ある急激な変化の中で、特徴的なチャートパターンの代表例に「逆襲の陽線」があり、このサインが出ると相場の転換シグナルであるとされています。
弊社が見定めた逆襲の陽線銘柄の上昇率は着目すべきものが多数輩出されていますので、気になる方はぜひ【スーパーカウンターアタック銘柄】にも目を通していただければと思います。
おそらく、それをじっくり読むだけでもチャートを読む勉強になりますし、特にこれからの相場を獲り逃さないためには絶対にモノにしていただきたい内容だと思います。
明日は週末なので今日よりも様子見ムードが強まりやすくなるのかもしれませんが、仕込みの観点からは他の投資家が動かないときの方が適しているのです。
後から焦ってしまわないように、先手、先手で動いていきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『後手よりも先手』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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