〜次の大台が目前に迫り資産株が躍る〜
日経平均が次の大台である23000円まで目前に迫ってまいりました。
以前に日経平均が30000円になる可能性があるとキャンペーンで表記した時は笑われましたが、バブル崩壊後の高値更新したのは25年ぶりだそうです。
現実味を帯びてきたと思いませんか?(笑)
バブル崩壊時は企業のバリュエーションからもかい離して異次元まで買われたものが強烈に修正した現象だと思いますが、まさに売りたくても売れない状況だったことでしょう。
ということは、ここから先バブルの高値までは真空地帯になっていると考えられ、長期の調整期間を加味すると上値を遮る売り物は無くなってしまっているかもしれません。
失われた20年と言われながら25年前の株を保有されている方はなかなかいらっしゃらないかもしれませんが、もしいらっしゃったら株価は戻ってその間の配当も得ていたことになりますから大きな資産が積み上がっていることでしょうね。
1873年設立の第四銀行(8324)はバブル当時の株価と現値がほぼ変わらずですし、製造業では1881年設立の太平洋セメント(5233)がバブル当時の株価とほぼ同じ水準です。
まだ株価が戻っていない銘柄に視線を向けてみると1893年設立の東証2部オーベクス(3583)が見つかりました。
堅実経営なのか業績は底堅い推移ですが、時価総額は依然として低いままです。
バブル当時の株価が高かったのか、成長性が低いのか気になるところですが、リーマンショック時にバブル崩壊後の安値を割り込んでそこからはなんと10倍以上になっていますから、単に評価されにくい企業なのかもしれません。
普段は市場で注目を浴びる企業やすぐに上昇する株を探す方が慣れていらっしゃるかもしれませんが、市場の地合いが良い時というのは資産株が値上がりしてくることでもありますので、含み資産株なんかも狙っていくとよいかもしれません。
2013年のアベノミクス相場でも含み資産株が大相場をやった事例がありますので、2013年に突出して高値形成した個別銘柄を探してみるとよいのではないでしょうか。
【 相 場 の 格 言 】
『天井買わず、底売らず』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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