〜テーマ物色を中心に中小型株の快進撃始まる〜
主力株の調整色が強まって、中小型株に資金がシフトしてきていますね。
為替相場の円高傾向が強まっていることで、同じ中小型株の中でも内需系へ流れる比重が高まっているように感じます。
人材派遣などに代表されるHR(ヒューマンリソース)系や人手不足をシステム活用やクラウドなどで補うシステム開発会社などはテーマ全体として隆盛しそうな機運が漂っています。
個人投資家は7週連続の売り越しで物色資金は旺盛に待機しているはずですので、ひとたび動き出せば市場への流入資金は大きいものになるのではないかと期待しています。
ここまでの買い手は海外勢はもちろんですが、あとは日銀などで日本株上昇の旨味を享受しているのは一部に限られているのではないかと推測されます。
今日なんかは久しぶりに量子コンピュータ関連が一斉に動意づきましたので、主力株の動きが鈍い間はテーマ物色が濃くなりそうです。
やはり12月SQあたりまでは、ひき続きバイオ株の値動きが良いテーマに加えて、人材やセキュリティなどの関連銘柄をポートフォリオに加えておくと良さそうです。
あとは最近調整をはさんだFA関連も息の長いテーマとしては外せないですね。ここからはファナックよりもスズデン(7480)などの中小型株中心の方が投資額もコントロールしやすく狙い目でしょう。
気をつけたいのは、上がってくると買いたくなる方が多いようですが、出来高が少ないうちは買値からの値幅も出ず、高値ブレイクする手前で押し返されてくるので、そのまま買値を下回ると損切りしてしまいがちです。
そんなことを繰り返してもただの損切り貧乏になるだけですので、まず始めのエントリーポイントは細心の注意を払うことが大事です。
初動を逃してしまった場合には、短期の利益確定売りが出たタイミング、レンジの高値にトライして押し返された際の調整後のエントリーなど、株価よりも数日間の株価の高値・安値に着目して投資することが成功確率を高めるコツです。
勝ち組のトレーダーは市場の温度感を測るのが上手で、それプラスアルファで個別銘柄のトレンドの向きをつかむことに長けています。
1年間で資産を5倍、10倍に増やすのは、それを1銘柄だけで実現するのは容易なことではありませんが、名だたる勝ち組トレーダーが資産を積み上げていく過程で見ているポイントは株価ではなく、むしろ保有していない銘柄や市場全体の動きからヒントを探っているのが興味深い点です。
ただ茫然とトレード画面と向かい合っていても利益は出ないですから、実際に値上がりしている銘柄に関連する材料や信用需給などの比較から手繰り寄せるのが年内利益確定を目指す上では重要になってくることと思います。
いわば先回り投資が明暗を分けると言えますが、ここだけの話、明日から最狂キャンペーンがいよいよスタートします。
おかげさまで昨年は想像以上に反響をいただき、推奨銘柄のパフォーマンスも申し分ない大好評企画となりました。
新しい投資先をお探しの方には渡りに船だと思いますので、キャンペーンが公開になりましたらいち早くスタートダッシュを切っていただきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『後手よりも先手』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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