〜市場ボリュームの拡大が今後のカギ〜
米国市場の大幅高の流れを引き継いで良い雰囲気でスタートした日本株ですが、主力株と中小型株に資金が行ったり来たりしていますね。
本日の主役を張った主力株の中でも外需株から内需株へとセクターローテーションが進んできている様子です。
上がっているものを売って、下がっているものを買う。典型的なリターンリバーサルになっています。
市場ボリュームが膨らまないと勢い不足感は否めないです。
このイマイチ乗り切らない相場状況は為替水準が重しになっているとみられますので、そう考えますと、やはり北朝鮮の地政学リスクは厄介ですね。
本日も昼頃に重大発表があるとして、何だ!?と思ったら朝方3時半頃に発射したミサイルを自画自賛する姿は興ざめしてしまいます。
ただ、最近の情勢では脱北者の数も膨れ上がっていると思われますし、ロシア外相が北朝鮮の非核化について言及したばかりでしたので、ロシアのメンツを潰すような北朝鮮の行動はちょっと意図が分からないですね。
ロシアの言及内容を見ると、いちおう北朝鮮が挑発行為を行ったのは9月15日以来で、これほど長く控えたことは昨年冬以来だと北朝鮮を擁護するロシアにはいずれ金正恩の亡命先になるのだと思ってたので、今回の背信行為は意外でした。
おかげで中小型株は主力株優勢の流れと個人投資家の利益確定を急ぐかたちで相対的にアンダーパフォームした印象です。
来年10月からのたばこ増税の方針が示された思惑からトランザクション(7818)なども良い動きで始まりましたが、後場は値を消してしまいました。マルマン(7834)も同様ですね。
その一方で、本日公開と相成りました【究極ダイヤモンドプレゼント銘柄】も大反響で良い船出になりましたね。逆に上がり過ぎて買えなかった方もいらっしゃるのではないかと少し心配です。
昨日はOECDが世界経済成長率見通しが上方修正されましたし、米国の経済指標上振れや税制改革法案の上院通過見通しなど好材料が連発してきていますので、資金循環は良くなってくることと思います。
おそらくですが、続いて募集中の【だからやめられない低位株】もきっと良いパフォーマンスを示してくれるものと思いますので、前回の【究極ダイヤモンドプレゼント銘柄】に乗れなかった方はこちらの銘柄で巻き返していきましょう。
今低位株がにわかに活気づいてきているので早めに動いてきそうです。
それ以外のところではやはり市場のボラティリティが激しいので、前場と後場で景色が変わってしまって難しい相場と言えます。
それでも銘柄選定はお伝えの通り為替が重いので内需中心で構成していきましょう。エボラブルアジア(6191)も長らく調整期間を経て、直近で2番底形成となれば反発していきそうですね。あとは市場ボリュームが膨らむことを待つばかりです。
【 相 場 の 格 言 】
『六十日で一思案』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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