〜ボラティリティに引き寄せられる投資家〜
米国休場で材料難だったこともあって市場の物色は中小型株に向かってきましたね。
昨日下げがきつかった銘柄も今日は出直っているケースが多いのではないでしょうか。
昨日今日どちらも踏ん張りきれていない銘柄は中に入っている株主の握力が弱いので、今後も厳しい先行きになりそうです。
そんな先のことなどお構いなしに激しい乱高下で空中戦となっているのは直近IPOの面々。
仮想通貨ほどではないにしろ、市場の膠着感に退屈した投資家にボラティリティを提供してくれています。
仮想通貨関連銘柄もここ最近動いていますが、本日の日経新聞朝刊でも仮想通貨の普及を後押ししそうな記事が載っていました。
価値の裏付けに乏しい仮想通貨ですが、これを扱う取引所が破綻した場合に利用者の通貨を保全する仕組みを信託銀行が始めるそうです。
預金保険機構や保険契約者保護機構のような資産保護のセーフティネット的な役割をするということですね。
三菱UFJ信託銀行が来年4月にスタートし、始めはビットコイン向けのサービスになるそうです。
仮想通貨が財産の一種として認められるかどうかがかかっていますが、金融庁がどうお墨付きを与えるのか見物ですね。
ちなみに取引所の破綻やハッキングなどの不正犯罪などからは守られますが、ビットコインの価格変動による損失を免れることはできないので、安全とは言い切れません。
資産としての価値は金よりも劣化しない代替通貨といったところでしょうか。
もちろん爆発的に普及してこのまま価値が向上し続ける可能性もありますが、世界の在り方を変えてしまいかねないレベルまでいけばさすがに規制されることでしょう。
世界の流通マネー総額から見ると、仮想通貨はまだほんの少しの割合に過ぎないから放置されているのですね。
いずれは既存の通貨の存在意義を問うことになってくるかもしれません。
今回の保全スキームは世界初とのことですので、三菱UFJ(8306)が仮想通貨でもリードしていくのか動向を追っていきたいですね。
さて、いよいよ明日からは年末の掉尾の一振に賭ける投資家たちの熱いドラマが見られることになるかもしれません。
最後に、一足先に年内の売買を終えられた方も本日から1/9までの募集期間で【ハピネス・テンバガー銘柄】のご案内がございますので、ぜひご覧ください。
【 人 生 の 格 言 】
『顧客のためなら業界のタブーは打ち破る。』(KSGグループCEO 高橋泉)
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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