株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2018-02-19 17:00:00

加藤あきらの投資戦略室

価値ある“金”

本日のお取り組みもお疲れ様でした。

今晩は米国市場がお休みなのもあってか、堰を切ったかのような全面高商状となりました。

保有ポジションも大きく回復してきていることと思いますが、暴落前の水準にはまだまだといった状況かと思います。

「休むも相場」とはよく言ったもので、暴落時にも慌てずに不用なロスカットを極力減らして、資力回復を待つのも一つの教訓であったかのような動きです。

日本市場、アジア市場ともに全面高となりましたが、この戻りの後も重要です。

これで日本株は3日続伸となり、日経平均も22,000円台を回復してきましたが、25日移動平均線とのマイナス乖離もまだ700円程度あります。

海外勢の動きが乏しかったこともあって出来高は膨らんでおりませんので、もう少し様子見が必要かもしれません。

明日以降の動きで為替の円高一服感や戻りの強さが確認できると、個別銘柄も年初来の高値更新銘柄も一段と増えてくる地合いになってくるかと思います。

上値はまだまだあるわけですから、焦る必要は全くありません。

ただし、今週は目ぼしい市場イベントも見当たりませんので、場当たり的な相場の値動きとなりやすいことに留意しておく必要があります。

全面高商状の裏で特に強い動きを示したのが、直近のIPO株と大口資金筋の噂がある仕手株、低位株といった類です。

とくに仮想通貨関連は怪しい銘柄が多い分、その素性に関係なく上昇する力強さがありましたね。

資金の多寡にかかわらず地合いを意識したトレードは一緒なのでしょう、仕手筋も仕掛け時を探っていたと見えます。

買い安心感の高まりと個人の余力回復を見計らって動いてきたとしても不思議はありません。

目先のリバウンド相場では、短期での値幅を取りやすい一方で、出来高が膨らんでこないうちは高値づかみするとせっかくの資金がうまく生かせないことになります。

エントリータイミングは常に勝負どころだと思って、後悔しない売買を心がけていきましょう。

全体が上がってしまうと底値反転のシグナルなのか、ダマシなのか判別が難しいですが、エルテス(3967)のような出来高を増やしてきた銘柄を中心に監視していくとよさそうです。

あのスケートの羽生選手も今回めでたく平昌オリンピックで連覇を果たしました。

しかも復帰が危ぶまれるほどの大事故を経てもなおの快挙です。

今回の市場暴落は言わば大事故に見舞われたのと一緒ですが、常に前だけを見続けてリハビリに徹し、技を磨いておけば報われる瞬間はきっと来ると証明してくれました。

羽生選手のような天才でも苦難を乗り越え、ようやく価値ある“金”をつかめたのかもしれません。

全く比較にはなりませんが、投資家の世界はみな同じ土俵で戦っていることを忘れずに苦難を乗り越えていけば、価値ある“利益”をつかめるかもしれません。


【 人 生 の 格 言 】
『 私はひたすら歯を食いしばることで大きな挫折を何度も乗り越えた。
  屈することも諦めることも拒んだ。
  目的を曲げずにいれば、大きな成果が得られる。 』
(第45代米大統領 ドナルド・トランプ)

それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日紹介した銘柄】
エルテス(3967)


執筆:加藤あきら

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