おはようございます。

あすなろ投資顧問
大文字（だいもんじ）恭平でございます。

昨日のNY市場の動向からです。

ダウ指数　　　−201.95ドル
NASDAQ指数　　−22.99ポイント
S&P500　　　　−91.930ポイント

昨日は欧州主要指数は高安まちまち。新興国も大方売り優勢。NY市場は主要３指数が軒並み下落。全体的には特に材料感なく、今週の決算発表前の手仕舞い的な動きと見られます。

個別銘柄では、売上の先行きが懸念されたApple（AAPL）が４％を超える下落。決算が嫌気されているIBM（IBM）は続落。General Electric（GE）が高決算発表で逆行高。Appleを含めこれまで底堅く推移していたFANG銘柄は軒並み下落しており、引き続きハイテク株は仕掛け的な売り物に警戒する必要があるでしょう。

日本の株式市場では、日経平均が75日線付近で上値が重たい展開。やや押し戻される形で小幅下落。個別どころでは昭和シェル石油（5002）が原油高を受けて強い展開。テルモ（4543）や大平洋金属（5541）、ヤマハ（7951）などはVIXショックによる暴落前の高値を大きく超える強い展開です。米Appleの業績の停滞予想を受けて、半導体関連は苦しい展開が継続していますが、鉄鋼などの資材関連は強い展開です。

マザーズ指数は大型株とは対象的に、ダラダラと下落が継続。先週末こそ上昇して取引を終えましたが、個人投資家のセンチメントの悪化から売られやすい展開が継続しています。グローバルウェイ（3936）など材料のある銘柄に資金が向かいやすく、相場の先行き不透明感は継続する流れと見て良いでしょう。

しかし不安材料だけでもありません。
これまでテポドンなど多彩なミサイルで騒いでいた北朝鮮最高指導者の金正恩氏がついに核実験を停止するとの発表をしました。

トランプ大統領も金正恩氏からメッセージが届いたとTwitterで報告しました。

-以下 Twitter公式アカウント Donald J. Trump から引用-

A message from Kim Jong Un: “North Korea will stop nuclear tests and launches of intercontinental ballistic missiles.”
Also will “Shut down a nuclear test site in the country’s Northern Side to prove the vow to suspend nuclear tests.” Progress being made for all!

-以下Twitterから引用-

ザックリ申しますと、北朝鮮の金正恩氏から「核実験やミサイルの発射を停止する。」とメッセージが届いたと言うような事を言っています。日本からしてみれば「なぜこのタイミング？」と言った疑問も浮上しますが、とりあえず日本にとっては地政学リスクが1つ収まることはいい結果と言えそうです。

しかし、北朝鮮のミサイル実験停止の理由が"ミサイルの完成を意味するもの"であれば米朝首脳会談は米国にとってもある程度譲歩しなければならない展開も予想されます。過剰反応する必要は無いと思いますが、引き続き注意は必要でしょう。

ただ、この問題に関しては株価への影響はあまり大きはならないでしょう。市場も北朝鮮問題になれてきたと言うのもあります。

目先は米国企業の決算の内容で日本の株式市場の動向も決まりそうです。ただし、国内銘柄に関しても個別で業績の良いものや、材料のある銘柄には資金が向かうと思われますので、しっかりチェックしておきましょう。

また本日、現金大還元【新・投資生活応援フェア】銘柄の募集が最終日となっております。
まだお申し込みいただいていない方は、【本日15時まで】となっておりますので、お急ぎくださいませ。

それでは皆様、本日もおきばりやす〜

執筆　だいもんじ恭平


■これ重要やでっ！！
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【為替】
比較的底堅い動き。目先は109円台へ戻りを試すか。

【株式】
米国の主要企業の業績を見て、国内への影響を考えたい。

【経済指標】
米・中古住宅販売件数　23：00