失敗しても後悔しない投資を
北朝鮮の核開発停止宣言が週末のニュースで駆け巡り、地政学リスクの懸念後退から週明けの市場が活況になることを期待したのですが、むしろ週明けの市場は薄商いでスタートしてきました。
北朝鮮問題にからむ市場反応は、今朝方の「大文字コラム」で書かれているように大きな動きにはつながっておらず、市場の需給面は昼過ぎの「徹兜コラム」に書かれているように足元の市場スケジュールを意識してか売買手控えムードが強まっています。
大型・中型・小型いずれも方向感無く、今日の値上がり率上位銘柄にはただただ仕手性の噂の強かった銘柄がズラリと並びました。
仕手株が好きな方は今日のランキングはメモしておいた方がよいかもしれませんね。
本日の薄商いは先日の2月決算企業の好決算発表後の大量売りで決算発表前のギャンブル売買に手を出しにくい状況が作りだされているほか、大型連休前で中長期目線での買いを入れにくいという複合的要因で起きたとも言えそうです。
こうした中で輝いて見えやすいのが、急騰性・材料性・思惑性が強い仕手株の魅力であるのは事実ですが、それにどっぷり漬かってしまうとなかなか成長株に投資できなくなるようになってしまいます。
一時的に大きく儲かることもありますが、その反面、自分で築きあげてきたトレードスタイルとは相容れないものがあり、かえってリズムを崩してしまうリスクがあることも認識しておく必要があります。
以前、大相場を演じた仮想通貨関連やRIZAP関連などテーマとして盛り上がった銘柄が、株価の調整と時間の経過で再び動意づいてきています。
当然、これまでの調整期間の間にじっくりと仕込んでいた仕手筋が介入していることも念頭におきながら取り組んでいただくとよいかと思います。
ただし、値動きの良さにつられてポジションを大きく張り過ぎないように、値幅・株数ともにリスク許容の限界を決めた上で買い注文を押すようにしないといけません。
相場格言にもありますが、市場の薄商いが続く間は待てるものも待てなくなってしまいがちです。
そんなことで優良株を安値で手放すのは惜しいですから、遊びの玉は遊びの玉として触るようにしましょう。それで気が紛れるのであれば仕手株も悪くないと言えます。
また、自分のなかで成長株と仕手株を混同してしまわないように分けて考えておくことが重要です。
今日になってようやく動いてきた【あすなろドリームトリオ−加藤銘柄−】、これも今はまだ仕手性の強い銘柄ですので取扱いには注意です。
当然、振るい落としなんかもはさんでくると思いますので、4月中のところで何度か上値を試していく時に売り場を探るのがよいですね。
改めて市場スケジュールを確認し、仕込んできた銘柄の吹き値は利食いを入れていくようにしていきましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『 失敗しても後悔しないのはわかっていた。
しかし、試さなかったら後悔していただろう。 』
(アマゾンドットコムCEO ジェフ・ベゾス)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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