ゴールデンウィーク中の情報収集と銘柄選びヒント
本日からゴールデンウィーク突入となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
南北首脳会談も終わり、日銀金融政策決定会合も波乱なく通過して、大きく羽を伸ばされる投資家様も多いことと思います。
昨年からあれだけ騒がれていた地政学リスクも、出回っていた市場大暴落の話もいつの間にかパッタリと聞かれなくなりました。
わずか先日までは株式に関する問い合わせの他にも、トランプ米大統領に関する問い合わせや安倍政権の持続に関する問い合わせ、北朝鮮をめぐるミサイル発射の問い合わせなど、実に多方面から市場暴落を懸念するお声をいただいておりましたが、無事にゴールデンウィークを迎えることができて、ひと安心といったところです。
投資家の方は情報のアンテナを高く張っているので実に様々な情報が気になると思うのですが、取捨選択ができないと情報に振り回されるといったことになりやすい時代だと思います。
巷では情報の出所がよくわからないものが溢れていますので、なおさら情報をうまく整理するのが難しいのではないでしょうか。
株式投資においては情報量が多過ぎても勝てませんし、むしろ少ない方がノイズに惑わされずしっかりと投資ができるのではないかと思っているくらいです。
せっかくの大型連休なのですから、お出かけついでに情報の整理をしておくとよいかと思います。
まず、テレビ・新聞などは手軽ですが、余計なバイアスのかかった情報が多くてあまり価値の無い情報が多いですので遠ざけます。
投資判断を鈍らせてしまうものは生活の中から極力排除した方がよいでしょう。
インターネットのニュースも同様で、儲けの種はありきたりな情報の中には転がっていません。
どちらかと言うと去年の夏ごろに注目された銘柄や当時の株式情報誌をあさった方がよいかと思います。
市場としては昨秋からの大幅急上昇の反動から急落し、徐々に落ち着きを取り戻しつつあります。
投資家の物色意欲にも変化がみられるようになってきていますが、最近の動きでは昨年の夏枯れ相場の時と似たような動きのものが多くなっています。
これが次の大相場の助走なのか、大相場が終わった後の最後のあがきなのかは議論が分かれるところですが、今抱えているリスク要因が解決に向かうにつれて大相場への期待感は再び高まるものと思われます。
ゴールデンウィーク中は国内・国外の旅行者、インバウンド消費の動向など個人消費にまつわる情報が出てくると思いますので、現状の景気判断をするのであればそれが最も実勢に近いものと言えるでしょう。
自分の目で確かめた方が投資のヒントは見つかりやすいかと思います。
また、個人消費と言えば最近の原油高をうけてインフレ懸念も出始めました。まさしく2007年相場に近くなってきた印象ですが、当時のバブルがどのように形成されていったのかを調べてみるとよいでしょう。
どちらかというと、現在の市場の関心は株式市場よりも原油市場に移っており、とくにサウジアラビアとイランの動向はリスク資産全体にとって大きな影響を及ぼしかねません。
2006年〜2007年にかけても国際エネルギー市場の動向が騒がしくなり、異常な暴騰と暴落が起こりました。市場では将来の需給逼迫への懸念が強まり、原油価格が上昇を続けました。
OPECの余剰生産力が低下しているという見方が根強かったこと、新興国を中心に中・長期的に石油需要は拡大していくという予測が大勢を占めていたこと、資源価格高騰に伴って資源ナショナリズムが高揚したこと、さらに資機材価格の高騰等によって油田開発のコストが上昇を続けたことなどがその要因に挙げられています。
現在の世界情勢はさらに複雑化して米国のシェールオイル革命や金利の動向、中国の人民元建て決済の開始、中東情勢の緊迫化などがかえって原油のファンダメンタルな価格とプレミアムが乗っている部分を分かりづらくしています。
ここから夏場にかけてのところでは何よりもこの原油価格の動向を中心に相場を見ておくのがよいでしょうし、ニュースでもそれ以外の食品や素材のインフレ動向に注目しておくとよいでしょう。
おそらくゴールデンウィーク明けの相場は賑やかになってくると思われますし、世界に滞留する大きな資金が動いてくることも考えられます。
あすなろではお休み中も臨戦態勢でゴールデンウィーク明けの資金流入が狙える【ゴールデンゲートブリッジ銘柄】をご案内中ですので、こちらも是非ご期待いただければと思います。
では、良い休暇をお過ごしくださいませ。
【 人 生 の 格 言 】
『 良いアイディアが相場で大きな利益を上げる秘訣ではない。
頼りになるのは株価であって、思惑ではない。
最も重要なのは、絶好の時が来るまで静かに座っていることだ。
私が常に手痛い目にあうのは、自分の判断が正しいと自信を持ってゲームに臨める時にしか相場に入らないという方針を守ることができない時だった。 』
(空売りの名手 ジェシー・リバモア)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日紹介した銘柄】
☆ゴールデンゲートブリッジ銘柄☆
執筆:加藤あきら
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