全体相場に偏重の兆し
昨晩の海外市況。
欧州株は総じて堅調で、ドイツDAXは13000ポイント回復も視野に。
NYダウは一時200ドル近く上昇していたが、
トランプ大統領がイラン問題について言及するとやや上げ幅縮小の動き。
3月に相場転換を伝えていたドル円だが、
5/2に節目の110円にワンタッチし、
ドル高は継続しているものの、同時に円高にも振れる展開となっている。
ここから先は上下に揺さぶりが続く展開となり、
予測しづらい動きとなりそうだ。
先週の雇用統計時安値「108.65円」を下方にブレイクした場合は、
もう一段のふるい落としが来る可能性は考慮しておきたい。
さて、
決算発表が進み、市場全般として次の動きが出始めている。
各企業の今期見通し次第では日経平均EPSが切り下がる展開も不安視されていたが、
5/7時点では1717円と大きく伸びはしないものの僅かに切り上げてきている。
前場終値ベースで考えれば日経平均PERは約13.1倍。
アベノミクス相場以後14〜16倍で推移していたことを考えれば、
評価されてしかるべき状況であろう。
4月は外国人投資家が買い越しに転じたわけだが、
この動きはしばらく継続することが期待される。
本日の値動きを見ていると、
バリュー(割安)株に薄く広く買いが入っているようで、
上述した割安感からの水準訂正の動きと言えそうだ。
マザーズ指数も25日線を上回ってきており、
今後は1150ポイント近辺が下値支持ラインとなる。
【あすなろリニア2018】が良い例だが、
業績期待の強い銘柄は決算発表前に強含むケースが多い。
ただし期待感が高い分、
要求される内容もさらに強いものを要求されることになるため、
上昇が加速してきた所等、
発表前にしっかりと利益確定売りをいれて置くことが肝要。
今日のチャートチェックはここいら。
ダイショー(2816)、スタジオアタオ(3550)、ニッピ(7932)。
執筆 相場師 徹兜
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