ラッセル2000指数が過去最高値更新
昨晩の海外市況。
NYダウは小幅に反発し62ドル高。
小売り株とハイテク株に買いが入った模様。
米10年債利回りは一時3.10%を付け、
引き続き株価へは圧迫要因に。
地政学的リスクへの懸念も重しのようだ。
ただ、そんな中、
小型株で構成されるラッセル2000指数は過去最高値を更新。
不振の目立つ日本の中・小型株とは対照的な動きだ。
米株の反発を受け、
小高く始まった前場の日経平均株価は100円高。
高安わずか43円と狭い値幅での小動き。
昨日は新興市場を中心として幅広い銘柄に売りが波及し、
10%を超える下落となる銘柄も目立った。
信用評価損益率の悪化等から追証売り等も懸念されたが、
小幅反発の動きを見せている銘柄も多く、
ひとまず売りの連鎖は回避。
マザーズ市場銘柄全体として、
当然、決算の良い銘柄も多かったわけだが、
そうした内容に関わらず、
結果として決算後は下落となった企業が圧倒的に多かった。
あらかじめ、本決算持ち越しは分が悪いため良くないと、
このコラムでは伝えており、
リスク管理を徹底した諸君は大した被害を被らずに済んだと思うが、
新興市場銘柄を中心に売買する個人投資家の評価損益率はかなり悪化している状況で、
企業自体に問題なくとも売られる、
といったケースが多々起こることになる。
ポジションを持っている側からしたら迷惑な話ではあるが、
買いタイミングを計っている側からすれば、
良い銘柄を安く買うチャンス。
しっかりと企業業績・チャートを見て買いを入れよう。
執筆 相場師 徹兜
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