-負ける投資家の方程式-
あすなろ投資顧問
大文字(だいもんじ)恭平でございます。
悲しかな、『上昇してからの飛びつき買い』によるご相談がまた増えてきています。
ご自身の投資法と照らし合わせて見て、同じような状況に陥っていないか今一度ご確認下さい。
【以下、上昇銘柄で勝てないループに陥ってしまわれている投資家様のパターン。】
例、わかりやすくするため、株価1000円の銘柄を1000株お買い付けと想定。
【1、】上昇時に売らない 【株価:1,150円】 +15%(まだいけるんじゃないかと欲が出てしまう・・・。)
↓
【2、】下落時に損切り 【株価:850円】 -150,000円 -15%
↓
【3、】大きく上昇してきたときに再In 【1,050円】 +5%
↓
【4、】上昇時に売らない 【1,250円】 +25%(まだいけるんじゃないかと欲が出てしまう・・・。)
↓
【5、】下落時に損切り 【950円】 -5%
↓
【6、】大きく上昇してきたときに再In 【1,100円】 +10%
↓
【7、】上昇時に売らない 【1,350円】 -35%(ここまで待ったんだからまだ売れない!とさらなる欲が発生。)
↓
【8、】下落時に損切り 【1,000円】 -5%
お気づきですか?
このようなトレードをされている方が、かなり多くいらっしゃるのです。
残念ながら、これでは資金はどんどん減少していきます。
しかし冷静にご覧いただきたいのです。
高値が更新されて、安値が切り上がっている事を。
つまり『どうやっても勝てない』という投資家様は『目先の上げ下げに惑わされてしまっている』のです。
売らなくて良いところで売ってしまい、売ったほうがいいシーンで売らないのです。
投資で負けていらっしゃる方のほとんどがこのパターンに該当します。
もちろん必ずしも上記のように『細かい売買』をする必要はありません。
ですが、上記のトレードですと、勝つ投資家と逆の事をやっていることにほかなりません。
一回買って、目標株価へ上昇するまでお待ちされる方も間違いではありません。
しかし、基本的に『株価は波を打って推移』しますので、大枠で上昇していく過程で一時的に大きく下落するシーンなどもございます。これを「下がってきたから損切りしよう」というのは、それは損切りとは言い難いです。
また『信用取引の期日が迫っている』というのは、『信用期日に投資判断を迫られている』とも言い換えることが出来ますので、投資判断が狂う元になります。許容できない含み損になった場合にはポジションを落とすことも一つの手段と思われます。根本的なお話となりますが、信用取引を開始される前に『ご自身の資金』の確認は絶対に必要です。
今後も株式投資の『本質』を見極めて、お取組みいただければ幸いです。
それでは皆様、本日もおきばりやす〜
執筆 だいもんじ恭平
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