売り時と仕込み時
先週末の米国市場が非常に堅調な動きを見せ、主力ハイテク株も反発地合いを強めたことにより、ここ最近の下げ基調がガラリと一変させる市場雰囲気になってきました。
注目された米雇用統計はトランプ米大統領の事前ツイートが流れるなど、一部イレギュラーな部分もありましたが、内容は市場予想の+18.8万人に対して+22.3万人と上回っただけでなく、失業率は低下、賃金も上昇と良好なものでした。
他にもISM製造業景気指数が市場予想を上回ったものの、利上げペースを引き上げなければならない程には至らず、市場では好意的な受け止め方をされたようです。
いろいろ懸念材料が噴出しては消えを繰り返してきましたから、地合いの改善から戻りを試す銘柄が多くみられてくることと思います。
SQに向かっての出直りのイメージはよしとして、では、ここからの市場の方向感はどうなのか?
基本的にはリスクオフからリスクオンへと向かう流れはこれから本格化と言えそうです。
ただし、目先はトリプルボトム形成からのレジスタンスラインを目指しますが、市場の上昇エネルギー不足で押し返され、再度トライしてようやくレジスタンスを突破といった流れを想定しています。
日経平均を参考にすると、22000円から切り返して23000円トライに向かうわけですが、一度では抜けきれずに押し返されて再度下値確認へ。次は22000円を割れなかったことを確かめてから、再び23000円トライして上抜けといったイメージです。
時間軸としては、足元の出直り基調がSQ前後で再び軟化し、6月の中旬から下旬にかけてのところで戻ってくる、あるいはそのまま一気に高値更新まで突き抜けていってしまうことも考えられます。
それを考えると、今週は利食いで資金を確保し、来週以降ではひたすら買い場を探しにいくのがよいでしょう。その際には今までのような安値覚えで拾い場を逃してしまうことの無いようにしたいですね。
直近の【大富豪ダブルテンバガー銘柄】や【ファーストブラッド銘柄】も押し目をつくって、これから再上昇へと向かう期待が膨らんできていますし、こういう動きは上放れ前によく見られる現象です。
今日は週明けのリスクオンムードで主力株が優勢でしたが、明日以降では新興・中小型株が追随していけるかが楽しみな局面になってくるはずです。
目先は5/21に紹介した五洋インテックス(7519)のように上がったら利食い、そしてジェイテックC(3446)のように戻ってきたものは売りでしっかりと資金を確保していきましょう。
確保した資金はストップ高銘柄などに不用意に突っ込まずに、6月中旬〜下旬にかけての仕込み場でガッツリ仕込んでいきましょう。
【 人 生 の 格 言 】
『 世の中を変えるにはナンバーワンでなければならない。 』
(ファーストリテイリング創業者 柳井正)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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