おはようございます。

あすなろ投資顧問
大文字（だいもんじ）恭平でございます。

昨日のNY市場の動向からです。

ダウ指数　　　-119.53ドル　　　 25,201.20ドル　　 （6/13 終値）
NASDAQ指数　　-8.095ポイント　　7,695.699ポイント （6/13 終値）
S&P500　　　　-11.22ポイント　　22,775.63ポイント　（6/13 終値）

　昨日の欧州主要３指数ではDAX30が反発。新興国市場は南アフリカなどが上昇もアジア株は概ね下落。NY市場はFOMCの結果を受けて、主要３指数が下落。政策金利の引き上げを年内3回〜4回に引き上げる可能性が浮上。先行き不透明間による思惑が先行し、売りが優勢となりました。

　個別銘柄ではBoeing（BA）が利益確定の売りで下落。Verizon Communication（VZ）など通信関連や景気敏感株の代表銘柄であるCaterpillar（CA）も下落となりました。逆に金利上昇の思惑が先行し、Goldman Sachs（GS）などの金融株は上昇。

上昇一服で売りが優勢となっていた、FAANG株は軟調。上場間もないDropbox（DBX）が2.7％を超える上昇で物色の動き。Twitter（TWTR）などのSNS関連が強い。

　為替ドル/円相場は110円台前半から中盤で推移。米長期金利は2.9％台後半まで上昇。ドル上昇材料が豊富ですが、やや上値が重たい印象。ただし、NY市場の動向を見る限りでは、FOMCによるドル高株安は限定的と見て良いでしょう。

　日経平均は88.03円高の22,966.38円で取引を終えました。米朝首脳会談を超えましたが、以前軟調な値動きが続いています。この価格帯での攻防は長引く恐れもありますが、しっかりブレイクできると強い相場に回帰したと言えるでしょう。

　個別銘柄では、ソフトバンク（9984）が指数を押し上げました。同社の日足チャートを見ますと、75日線をしっかり上抜けました。今後は同銭付近がサポートラインとして堅持できるかに注目です。アステラス製薬（4503）などは下ヒゲ形成からのジリ上げ、需給良好。もう一段の上値追いに期待できそうです。

　マザーズ指数は、0.48％の上昇と上げきれない様子。マザーズ指数は５日続伸となりました。メルカリの上場のタイミングまでは様子見が継続する可能性が高いです。

　米朝首脳会談やFOMCを無難に通過したことで、目先の大きな懸念材料は大きく後退したと言えそうです。逆に言うと、上下しにくいと言うことはボラティリティの低下を意味しますので、しばらくは我慢の相場となる可能性もあるでしょう。特に、次の大きな目玉イベントとしては年末に控えている米大統領の中間選挙などが挙げられます、まだ期間的には先です。

逆に日経平均は22,500〜23,000円でウロウロして下値をしっかり固めるようであれば、年内には24,000円を軽く超えてくるのでは無いでしょうか。もちろん、昨日お伝えしたとおり、北朝鮮への経済支援なども考慮するとオリンピック需要だけではなくなる可能性も十分あります。

ただ、経済支援も有償か無償かで全く異なってくるので一概には言えませんが。

私としては、今回の米朝首脳会談で一番見えてきたものは、やはりメディアの情報を全て鵜呑みにするのは、危険ということです。メディアのフィルターを通すよりも、YouTubeなどでトランプ大統領の会見を直接見て、聞いて、自分なりに解釈したほうが良いです。

さっそく国内ではすでにとんでもない言い回しの記事なども出回っています。政治学の専門家では無い私からあーだこーだ言うつもりはありませんが。笑ってしまうくらい明らかに不自然な記事などもあります。

実はこれ、株式投資も同じと考えています。現時点で考えうる真実に向かって投資して入れば、結果は良い方向に向くと私は考えています。北のミサイル発射で大損出した投資家と、ミサイル発射はパフォーマンスの一環と知っていたかどうかで、結果は大きく異なります。

もしそういった情報などの収集が難しい方に関しましては、あすなろのサービスをご利用ください。

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それでは皆様、本日もおきばりやす〜

執筆　だいもんじ恭平


■これ重要やでっ！！
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【為替】
110円台中盤をモジモジ。

【株式】
22,000円台をモジモジする可能性。

【経済指標】
米・小売売上高　21：30