米中協議の裏側を深読みせよ
今週末は相場がお休みでも米中の会談結果が気になる投資家様は多いことと思います。
メディアや情報ベンダーも楽観、悲観の情報が錯綜しておりますので、一つの情報ソースを確認して判断するのは非常に危険かと思われます。
あくまでも中立的な目線で冷静に情報を精査しておかないと今後の相場を見誤ることになりかねません。
ただし前提として覚えておきたいことは、米中の対立構造が今後の覇権争いに発展する見方というのは事実を誤解してしまいます。
現在の米中貿易問題はこれまでの蜜月で生じた不具合を修正する流れにあるという本質をおさえておくことが重要です。
米中は前オバマ政権の民主党時代に中国の金融閥と米国ウォール街の金融閥とが結びつき蜜月の時を歩んできましたが、現在のトランプ米大統領はこれと対極に位置するところから政権運営しています。
単に米国と中国が二項対立でいがみ合っているという構図ではなく、それぞれの現政権と反体制側の利害が一致して結びついているという裏側も含めて読み解かないといけません。
つまり、今回の米中の首脳会談ではトランプ大統領と習近平国家主席が手を取り合うかどうかではなく、絶妙な舵取りをしながら貿易問題の是正を図れるかに目を向けておかなければなりません。
この2人はすでにお互いの国の反体制派に対して共闘態勢に入っていますし、今更トップ同士が貿易問題の細かい点などを話すことなど無いと思われます。
半導体の細かい部品に関税をかけるのか自動車のバネに関税をかけるのかといった点はあくまでも実務者レベルの協議で解決が図られる話です。
世界のトップリーダー会談は関税だけでなく知財なども含めた経済全体や軍事・政治など他の論点にも及ぶものと思われます。
よって、ニュース速報で米中貿易協議の懸念後退だから買い、緊張激化で売りといった単純なものではないですし、ニュースの出所によっても表現が変わることに留意して分析しましょう。
昨日もお伝えの通り市場反応を見るための銘柄というのは決まっています。
貿易関税問題ではトヨタ自動車(7203)やファナック(6954)、それにも対応した金融政策に対しては三菱UFJ(8306)などの動きを抑えておけばよいでしょう。
イベント通過後に資金に余裕がある方はこうした大型株でロットを張っていくのもよいかと思います。
来週の相場では普段大型株を取り組まない個人の方も大型株の動向にも目を向けておきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『 マーケットでプレーをするには、自分の考え方に凝り固まっていてはいけない。
新しい考え方を受け入れる柔軟性が必要だ。 』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
ファナック(6954)
三菱UFJ(8306)
執筆:加藤あきら
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