市場を揺るがす2つの悪材料も売買戦略に変更なし
市場はストップ安のルネサスエレクトロニクス(6723)にみられる半導体関連株の総崩れに騒然となりました。
昨晩の米国市場でもDRAMの在庫過剰で米マイクロンが下げていたようですが、ルネサスの国内外工場の生産停止となるとサプライチェーンの影響度も大きいですから、幅広い銘柄に売りが波及したと言えます。
あとはみずほFG(8411)の下方修正ですね。
当然ながら他の銀行株にも売り圧力が降りかかってきますよね。
銀行業はマイナス金利で利ザヤが取れないのと、債券トレーディングも厳しいですから構造改革と言っても、よほど思い切らないと収益基盤が回復しないと思います。
今や銀行が持っていた既得権益とも言える決済システムもニューテクノロジーで利便性の高いサービスがどんどん登場してきていますし。
最近人気になっていた直近のIPO株なんかも含めて全体的に幅広く売られていますが、やはり最近動きのあった銘柄などの下げが大きくなったようです。
逆に長らくお休みしていた銘柄が値上がり上位に食い込んできていますし、明日のメジャーSQを通過して再びボラティリティが小さくなっていくのか、あるいは拡大していくのかは確認しておきましょう。
というよりも、今の相場で確認しておくべきことは逆にそれくらいしかないと思います。
今は自分の戦略に自信を持って取り組むべき時ですね。
【 相 場 の 格 言 】
『図に当たるを待つべし』
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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